弱者男性=貧困
弱者男性合コンなるものが開催された。
蓋を開けると、パッと見弱者とは思えない人々が沢山いたとの事でヤラセだと叩かれた。
そもそも弱者男性の定義とはなんだろうか。
ネットで調べると《貧困、性的、障害で苦しめられている男性のこと》らしい。
僕の場合は全てに当てはまっている(笑)
辞書に記載されているのだろうか。ネット発の用語ということは、《チー牛》などという言葉と同じ類の、定義がハッキリしない曖昧な概念なのだろう。
独身だと弱者なのだとしたら、配偶者が生きている90歳の老人は弱者ではないのか。
ランクのようなものがあるのかな?
障害は無い健常男性だが貧困…。
貧困ではないが身体障害者である…など。
しかしひとつの不利属性が、全体に影響するのは資本主義社会の常だ。
それが顕著なのは貧困の問題だ。貧困は性的な不満の問題に関わってくる。
風俗などのサービスは受けられないし、マッチングアプリなどでもマッチしにくい。
そしてまだまだ世界的にも男性有利社会であり、男性は経済活動の価値を求められる。そして伝統が変わっても資本主義システムである限り変わらないものとして、女性は出産準備期間に経済活動が出来なくなる。これは男女平等になろうと変わらない。
男性の価値が低下する時は、性別のアドバンテージが無い時だ。テストステロンが豊富なことによる筋肉や身長、積極的な性格などといった普遍的な有利さが無いと女性からは魅力的に映らない。これは時代が変わったとて同じだ。
女性側にしかないアドバンテージは子供が産めること、胸があること、体が丸みを帯びて筋肉より脂肪が多いこと、受け身でお淑やか、感性が豊かなところだろうか。
(感性が豊かというのは主観的なのでグレー)
子供が産めない、胸がない、積極的で攻撃的かつ暴力的、丸みがなくガチガチに筋肉の塊であると、男性からは魅力的に映らないのかもしれない。
僕目線だと…好きな人が子供を産めない体で、かつ胸が無くて積極的、丸みがなく筋肉質だとどうだろう。
貧乳ミカサ・アッカーマンか…。いや、あまり嫌悪感はないな。
しかしだが、そもそも強い弱いなんて相対的なものだ。
グラデーションであって、線引きがされているわけではない。
上はキリがない。イーロン・マスク以外は貧困の基準だと弱者だろう。
しかし底辺を定義していくのは簡単だ。
今回の弱者男性合コンは底辺を呼んだのだろうか。
貧困、性的、障害…。
貧困の底辺は生活保護か、ホームレスかだろう。
性的の底辺は童貞だろう。
障害の底辺は身体、知的、精神問わずに1級やA級だろうか。
これらを全て持っている人は存在する。
というかこの中のひとつでも底辺になると他の2つでも底辺になる確率が一気に上がる。
ひとつの不利属性は全ての不利に繋がるという事を前述した。
障害があると働けないため貧困に陥る…。
貧困になると風俗サービスも受けられないため性的に満たされない…。
さらに貧困が続き、心がすさみ精神障害者となる…。
負の相乗効果が生まれるのだ。
逆もまた然りで、ひとつでも突出して優れた要素があると、他の要素が底上げされるのだ。
金、性的魅力、身体能力、知能だ。弱者男性の定義をそのままひっくり返した。
身体能力が優れているとアスリートとして《金》が稼げる。そしてその金で整形や日サロ通いなどをして《性的魅力》を手に入れられる。
知能が優れていると、《金》を稼ぐ手段を考え出せるのと、《性的魅力》をアイデアで演出できる。
ルックスという《性的魅力》があると、芸能人として活動できるので、《金》が手に入る。
強者弱者の行き着く要素はとにかく《金》だろう。大体金で全ての問題は解決できる。
貧困は直結解決。性的不満も風俗やプレゼントの見返りで満たせる。障害も金さえあれば障害にならない。障害の問題点のほとんどが働けないことだからだ。知的に問題があっても、金さえあれば食いっぱぐれることは無い。
日常生活が送れない身体障害者だって、金さえ出せば最先端のサポートマシーンや介護サービスを受けられる。障害が障害ではなくなるのだ。ついでにその手の研究者に金を払って依頼をすれば治療の研究もできる。
全ての問題は金から来ているとも言えるだろう。
ルールが変わると勝者敗者が変わるという記事を書いた気がする。
金が社会においてのルールツールになっているが、別の見方をすると、金がルールツールでなくなると弱者強者の基準が変わるということになる。現段階の社会で1番の強者はイーロン・マスクであるが、この《金基準ルール》がなくなると、イーロン・マスクの強さは確実に落ちる。
問題は何が基準のルールになるかだ。
素手の純粋な戦闘力のルールで競うなら、全盛期のマイクタイソンからすると日本人の大半は弱者男性になるだろう。今の社会で当てはめると、総合格闘家のフューリーが最強になるだろう。
もちろんルールによるが大体、金が効力を無くした世界線においては、どんな手段を使ってでも勝てばいいという本当の意味での総合格闘ルールになる。
銃もあり、包丁もあり、不意打ちもあり…。
そんな社会、いや社会ですらない弱肉強食乱闘ルールにおいて誰が強者になるだろうか。
《躊躇なく人を殺せる》性質を持った人間かもしれない。