障害者雇用の逆ハード
障害者雇用は一般の非正規雇用より採用難易度が高いという歪みがあることに気付いた。
大乱闘スマッシュブラザーズというゲームにネット対戦機能がある。
このゲーム、上に行けば行くほどレベルが上がるのだが、底辺まで落ちてもレベルが上がって、そこから抜け出せなくなるのだ。通称《逆VIP》理屈は分からない。
この障害者雇用には、その逆VIP味を感じた。
人間の作るシステムは完璧じゃない…というか、人間自身が変に融通を効かせてどうシステムを抜けるかを考えているのだから解決するしない以前の問題だ。人間のサガの問題だろう。
ゲームのバグを利用して、通常では出来ないことをしているような感じだ。
政府には「お前ら底辺がいることで、俺ら頂点がより高いところに座ってられるからいなくならないでな」
と、四つん這いにさせられながら背中にそれ以上の階級が乗っかていて、いざ自分の利益を追求しようとしたり、社会貢献をしようとしても、小さな政府からは「あ?ブロックするわ。いらんいらん」と水際対策をされる。結果、我々は行く場所が無くて宙ぶらりんになる。
歪み過ぎだろこのシステム。
理不尽というか、機能不全という言い方が正しいのだろう。そもそも大多数ルールの管理者である労働基準監督署の効力があるのかないのか分からない時点で形骸化しているのは何となく分かる。駆け込んだ奴が組織の癌細胞みたいなところはある。
権利と暗黙の了解が対立する。人間特有の理屈じゃない感じ。
労働基準法が改正されてからも、こき使われている人間を見たことがある。
労働基準法を守っている会社もある。
この違いはなんだろうか。ちなみに本人の要領は関係ない。仕事が出来る人間でもこき使われ、搾取されたいた。
同じ会社という括りでも、中身が全く違うようだ。
同じ国でも、少し場所が違うと全く違うルールになる。
人生運とはよく言ったものだ。僕の人生も、生まれる場所や住む場所が少し違っただけで、大分違ったものになっていたのだろうか。