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変われない


“変えた方がよさそうに見える「当たり前」なんて、この世にいくらでもあります。”

人間が作るシステム。
労働、年功序列、男尊女卑、学歴、資本主義、ルッキズム、ワクチン接種、納税。

これらを変えようとするより、自分が変わる方が確実だし楽。


だけど自分が変われなかったら?

大学に行きたくても金が無い…。
出世したいけど女…。
コロナ脳共がうるさい…!

まあ受け入れるしかないわな。

老いや死って、人間が決めてるわけじゃないけど、システムという面では同じ。
遺伝子のシステム。
世の中のシステムが時代によって変わる無常的なシステムだとすると、老いや死は絶対的なシステム。
まあそのうち不老不死技術とかも出てくる可能性あるけどね。
時間とかもいまのところ絶対的システム。絶対的不可逆。
あと肺呼吸もそうね。
心臓ポンプもそう。


無常システムをなんとか変えたところで、絶対的システムに苦しめられる。
身分が平等になったところで老いるのは変わらないし、所得格差がなくなったところで、必ず死ぬことに変わりはない。

だからまずは、絶対的システムを変えてからじゃないか?
そこから変えないと、無常システムを変えても辛さは消えない。なんなら絶対的システムの方がキツい。老いるのって学歴社会よりキツいよ。宇宙行っても逃げらんないもん。

世の中のほうは、私のためにあるわけじゃありません。私たちが生まれてくる以前から世の中は先にあります。私の好き嫌いとは関係なく、すでに世の中は存在している。だったら、とりあえず受け入れるしかありません。それが大前提です。

養老孟司

生まれてきた時点で、システムの奴隷。そして死ぬまで奴隷。


松本人志は今、倫理観という無常システムに苦しめられている。
本人の行動が過ちなのか、令和の倫理観が厳しいのか。週刊誌というシステムに問題があるのか。
どちらを変えればいいかなんて、人間には決められない。

松本人志含め、僕らはシステムに流されるしかない。

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