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ありのままの音楽とは
THE FIRST TAKEが炎上している
《ピッチ補正》というボーカルの声を編集している行為が、運営の活動理念である「ありのままの音楽を一発録りで」というものに反するとして炎上したのだ。
一発録りではあるらしい。
なので、ここの部分は詐称ではない。
しかしピッチ補正をしているのは事実だそうだ。
なので《ありのまま》ではなくなってしまう。
しかし大前提として、そもそも《ありのままの音楽》とは何か。
これが食べ物なら定義は簡単だ。
「ありのままの蟹だと謳っておいて、カニカマだった」みたいな。
これに関してはガッツリ詐称だし、蟹の定義もカニカマの定義もハッキリしているからだ。
しかし音楽において《ありのまま》の定義は曖昧だ。
ピッチ補正していなければありのままなのか?と考えるが、よくよく考えれば楽器でエフェクターを使うのもありのままではない。
でもそこは今までのTHE FIRST TAKEにおいて指摘されなかった点だろう。
そもそもYouTubeに上げている時点で生ではないので、それも《ありのまま》ではないという見方もできる。
《ありのまま》という言葉は抽象的であるゆえ、人によって期待値が変わってしまったのだと思う。
しかし本当に《ありのまま》にすると、それこそ酷い品質になると思う。
ノイズ除去はしないから不快な音が所々に入るし、動画にするにあたってミックス編集もしないなら、楽器とボーカルの音量バランスも酷くてボーカルの声が全く聞こえない…などといった聞きづらさ問題が起こるだろう。なんならそちらの方が「酷い品質!」「スタッフが無能!」と炎上しそうなものだ。
音楽において《ありのまま》とはなんなのだろうか。
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