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皆正しいから、もう誰も裁かれない

人気YouTuberのがーどまんが、チーズ牛丼200人前を浴槽に盛り込み、炎上。


これについてヤフコメでは____

粗品とは懇意な様子だけれど、浴槽牛丼、ユニフォーム、この件だけでも何一つ笑えないしむしろ嫌悪。

こういう人を不愉快にするような行動を、どう考えれば〝面白い〟という風に考える事が出来るんでしょうか?

がーどまんは以前から炎上系の動画をアップし、その度に謝罪と再炎上を繰り返している。
面白さが閉鎖的なコミュニティ間で共有されているので、炎上も閉鎖的で済まされてしまう時代。

人気毒舌ストリーマーである、たぬかなもそうだろう。

弱者男性をアウシュビッツのように殺してしまえという言葉で、ネットニュースに。
 本人の話によると、仕事先も1つ失ったらしい。
しかし、大バッシングとまではいかなかった。
これもがーどまんと同じ原理。元々が身内ノリだから、炎上も身内で済んでしまう。
それを、がーどまんもたぬかなも、分かっていてやっているのではないか。


____どうせ火は外まで広がらない


そう思っているのかもしれない。
でも実際そう。
現にがーどまんもたぬかなも、何事もなかったかのように活動し続けている。
アウトならとっくに表舞台から消えている。

《面白さ》が多様化した今更の時代は、《正しさ》も多様化しているのかもしれない。
この先、ある地域では間違っていることが、別の地域では正しくなるかもしれない。
そして最後には「皆それぞれ正しい」という理屈が形成され、誰も裁かれなくなる。
 独裁国家の良いところは、絶対的な正義と、絶対的な悪があるところ。
民主主義国家のいいところは、多様な正義があるところ。民主主義が極まれつつある。極めると、人の数だけ悪と正義の定義が出来て、世の中はバラバラになる。
みんな正しいから、みんな悪。みんな悪だから、みんな正義。

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