そもそもスタートラインに立てていなかった
幼少期、ポケモンバトルの話がよく分からなかった。DSを持っていなかったから。
何が強くて何が弱いのかも分からない。
そもそもDSとソフトがないと対戦ができない。
能があっても金がないと、大学には行けない。
いくら強くても、ビザがないと本場の大会にも出ることが出来ない。
勝った負けたどころか、そもそもスタートラインに立てている感覚がない。勝負すらして貰えない門前払いなのだ。
大人になってからは、過去を振り返って、そう思うことが増えた。それも予想外の分野でだ。
勉強成績は努力が全てだと思っていた。
塾に行こうが行かまいが、努力の方が大事だと思っていた。
努力>>>>才能
だと思っていた。
でも真実は
財力>>>>>>才能>努力だ。
貧困国は学力が低い。
学びには金がかかるからだ。
いくら才能があっても、ゼロから何かを作ることはできない。インプットが必要だ。
でもインプットをする機会がない。
スタートラインにも立てないのだ。
「数字?文字?なんだそれ」
釣りを知らないのは、魚の釣り方を知らないからだ。
でもそれを知るためには金がいる。
知識を得るためにネットを使いたい⋯でもそのネット回線をひくにも金がいる。そもそも検索端末はどこで買う?
釣り道具を揃えるにも金がいるし、細かく教えてくれる人も金で雇う必要があるだろう。
周りにも釣り方知ってる人なんていないんだもん。
金が無いと何も出来ない。
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