最近のかなえ先生はおかしいよ
個人VTuberで《犯罪学教室のかなえ先生》という方がいる。
犯罪学教室のかなえ先生とは
過去に少年院で先生をやっていたという非常に珍しい男性VTuberだ。
今年で3年目を迎えたが、最近メキメキとVTuber界において頭角を現している。
チャンネル登録者数はもうすぐ10万人に届こうかというところだ。
僕はあまり個人VTuberに詳しくない。
かなえ先生も最初は知らなかった。
知ったきっかけは優生思想についての動画だった。
自分が障害当事者ということもあり、障害者排除の歴史が気になって調べていたのだ。その時にかなえ先生の動画が目に留まり、視聴した。
第一印象はとても良かった。
早口だが声質が良く、聞き取りやすかった。
ただこの人は何者なんだろうかとは思った。
やたらめったら自信がありそうな、VTuberではなかなか無いタイプの態度だったので、中身が気になった。
その後どんな感じで調べたのかは忘れたが、高学歴かつ少年院の先生であったことを知った。そりゃ自信満々なわけだ。
チャンネル登録をし、いろいろな動画を遡って視聴した。
過去の重大事件を少年院教官から見た独自の目線で解説する姿勢はどのYouTuberより凄いと思った。
少年院の内部についても事細かに喋ってくれる。貴重だと思った。
しかし、最近はなんだか変わってしまった気がする。
いや最初から違和感はあったというか、なんかこう……フランク過ぎないか?
失礼ながらそんなふうに思ってしまった。
わりとセンシティブな話題を扱っているのに、軽快というか……まあでもVTuberだからかなあとも思ったが、でも元少年院教官ということを肩書きにしているんだよな。というモヤモヤがなんとなくあった。
しかしこういう性格の人なのかな……というふうに受け流していた。
しかし最近はなんだかエスカレートしている気がする。
エンターテイナーとして見るならなんの違和感も無いのだが、《元少年院教官》として見るならば、あまりにも発言が攻撃的かつ過激な場面が目立つようになった。
違和感は嫌悪感になっていった。
冗談だとしても「殺すぞ」とか「喧嘩が好き」だとかは、少年院教官だった身として言ってはいけないと思う。
前述したが、エンターテイナーとしては良いだろう。
かなえ先生自身言っていたが、「エンタメは下品であるから面白い」と言っていた。
VTuberはエンタメだ。
しかし事件はエンタメじゃない。扱うのならば、真面目にやる必要がある。
活動方針的に過去の重大犯罪や障害、社会的な問題などといった、お世辞にもエンタメとは言いきれない内容の題材を取り扱った配信をしてエンターテイナーを名乗るのはちょっと頂けないと思う。
仮にも法務教官や少年院教官という肩書きを背負っているなら、言動にはある程度気をつけた方がいいだろう。《元》少年院教官だとしても、現段階でそれを自分の強みとして売っているのだから、「もう関係ないから言動は好き勝手していいよね」
とはならないハズだ。
《元》だとしても少年院教官という看板を背負っているのだから、代表であるという責任感も持った方が良いのではないでしょうか。インフルエンサーとして、影響力もあるわけですし。
最初は好感度を上げないためにわざと突き放すような発言をしているのかなと思ったが、ちょっと違うのかも。
幼少期にイジメにあったことから劣等感を拗らせ、母親の言動に依存し、他者を見下す……。メンタリストDaiGoを思い出してしまった。
それこそメンタリストDaiGoが炎上した際に、生活保護の重要性を解く配信をしており、DaiGo氏を非難していたが、あまりにも攻撃的だと、二の舞になってしまうのではないか、と思う。
事実、掲示板を見ても同じような感じ方をしている方々はまあまあいるようで、「最近攻撃的になっている」という感想がほとんどだった。
彼の著書《人生がクソゲーだと思ったら読む本》に書いていたが、かなり劣等感やひん曲がっていることを自覚しているようだ。
自己を肯定する為に他者を否定しなければならないということも書いている。
そしてこの劣等感の矛先がどこへ向かうのかも分からない……と。
メンタリストDaiGo氏のような炎上した人間や、事件の加害者を取り扱って問題点を指摘するのもこのねじれ曲がった性格からきているのか?と思ってしまった。
それこそ本の最初のあたりに書いてあったが「かなえ先生は人を見下している」ということもよく言われるらしい。
自覚があるのかないのかは濁した回答をしていたのでよく分からなかったが、少なくとも他者からよく言われるのは覚えているらしい。そして本人はそれを「社会への順応方法」だとし、悪い事だとは思っていない。
メンタリストかなえ?
母親依存気質
メンタリストDaiGo氏と似ている点として、母親への依存がある。事件を取り扱う際、かなえ先生はよく母親に意見を聞く。そして母親の感想を放送中に述べることがある。
これも別に問題はないと思っていた。
しかしやはりこの母親の発言の引用方法も悪質だと思うタイミングがあった。
深田えいみ氏の「男だったら奢って欲しい」論争だ。
この件は大きく炎上した。
かなえ先生はこの件を取り上げ、母親にこのニュースはどう思うかを聞いたらしい。
「まるで娼婦の考え」
というのが母親の述べた感想だったそうだ。
ここで問題なのは母親の言動ではない。なぜなら母親は発言に配慮すべき人間ではないからだ。つまり一般人だ。
公共の場に発信するなら話は別だが、個人の会話でかつ家族の会話ならばこのくらいのドギツイ発言は飛び出すものだろう。
芸能人だって友達とは放送禁止用語で喋ると思う。
問題は母親のドギツイ発言を放送で流してしまったことだ。
これは少年院教官としてはもちろん、エンタメとしてもちょっとやりすぎではなかろうか。言うなれば身内ネタを公共の場であるネットに流してしまったのだ。
というか自分の本心なのではないかとも邪推してしまう。
本心だが自分のブランドを汚したくなかったため、責任を母親に擦り付けたのではないかと。
万が一反感を買っても「母親の発言だから」で済ませようとしたのでは?
よくよく考えて欲しい。
深田えいみ氏は、そこまでギルティな発言じゃない。
内容を見れば分かるが、差別発言などをした訳でもないし、そこまで攻撃的な発言でもない。願望だ。
「奢らない男に人権はない」
とかだったらヤバいけどさ。
「女の子は服やメイクにお金も時間もかけてるから奢って欲しい」
というくらいだ。
あくまで要望と趣向だ。
男の人権や人格を否定している発言では無い。
しかし炎上している。
昨今ジェンダーの問題は燃えやすい。運が悪かったのだ。
悪者ストンピング
運や経緯、内容がどうであれ悪者にされている。
深田えいみ氏のストンピングしている人間が目立っている状態だ。
ここまで過激で強気なことを言えるのは
「炎上している人間は大多数の人間が敵の状態であるから、ストンピングしても燃えないだろう」
という魂胆があるのではないか?
それは犯罪者に対しても同じで、社会的に悪者だから多少ストンピングしても大丈夫だろうと、思っているのではないか?
DaiGo氏は《大衆の総意》を勘違いして炎上した。
「みんなが嫌っているから俺もホームレスをストンピングしていいよね」
京アニの実名報道では共感されたから、いけると思ったのだろう。
そしてDaiGo氏と共通する要素として
学生時代のイジメがある
かなえ先生はクラスメイトを巻き込み、学級崩壊のような状態にした張本人らしい。
担任がブチ切れ「かなえは発達障害があるので、精神科に行って治療するまで学校に来るな」と言ったらしい。本当ならこの担任は相当ヤベーが。
知能検査の結果、かなえ先生は発達障害ではなく、IQが極端に高いギフテッドというものだったとのこと。
つまり発達障害だと言った担任の教師が間違っていたということになる。
この話が本当ならね。
いつの配信だか忘れたが、かなえ先生は大人になってから精神科に行き直した、みたいなトークをしていた。
そこでASD傾向があると医者から言われたらしい。
どの配信かは忘れたので、最近まであまり気にしていなかった。なんなら俺の聞き違いかなとまで思っていたが、直近のお悩み相談配信においてサラッとADHDを公表したのだ。そしてASDの傾向もあると話していたので、やはりいつぞやの配信でASDと診断されたとの発言は俺の聞き間違いではなかったのだ。
いつ診断されたのかは不明だが、これが事実なら担任の先生にも正しい面があったのだろう。
そしてなぜそもそもそんな話題になったのかというと、《剣持刀也が炎上した》件についてのことで相談がきたからだった。
かなえ先生は「ADHDは悪いことじゃないし、おれは良い方向にしか作用していない」と言っていた。
しかしADHDは発達障害とされている。発達才能ではないし個性でもない。個性なら問題にならないし、過去にかなえ先生はADHDからくる問題を起こしている。
ギフテッドで発達障害ではないと言っていたが、おもっくそ発達障害でないかい。
このようなボロというか、後からコロコロ聞いてなかった情報が出てくると、虚言癖があるのではないか?ということも疑ってしまう。
かなえ先生自身、適職診断などで向いている職業は教祖様か詐欺師だったとか言っていた覚えがあるし。
なんかこう……最近は胡散臭いなあと感じる事が増えた。
冗談抜きにメンタリストDaiGoの二の舞にならないことを祈る。
元からそうだったのか、それともアンチに疲弊しているのか分からないが、最近のかなえ先生はおかしいよ。
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