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近眼は障害ではない

障害者が障害者と呼ばれるのには訳がある。

近眼の人は眼鏡がなければ障害者

黒板は見えないし、危なくて車は乗れない。
目の悪さにもよるが、大抵の仕事はまともに出来ないだろう。
近眼の人は身体障害者と言っていいレベルだろう。

しかし近眼の人は障害者とは言われない。
なぜなら文明の利器である眼鏡があるからだ。

歩けない人には文明の利器である車椅子があるが、身体障害者というレッテルは外れない。

なぜか。

それは《障害》が消し去れていないからだ。

眼鏡はかけるだけで健常者と全く変わらない視力が手に入り、かつ眼鏡《だけ》で済む。

車椅子は確かに障害者にとって便利だが、車椅子《だけ》があっても健常者と同じにはならない。

車椅子があっても、階段や入浴など、日常生活の様々な場面で困難が消えないからだ。

車椅子が階段を登る際などには変形してパワードスーツのようになれればいいが、あいにくまだそこまで技術が進歩していない。

身体障害者にも眼鏡のように、着けるだけで健常者と変わらないパフォーマンスを発揮できる機器が開発されることを願う。

知的障害もナノマシンとかでなんとかしてくれ。


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