実はいい人(💢'ω')
「コイツ口は悪いけど実は良い奴なんだよね」
「悪ぶっているけど根は良い奴」
俺はこーゆー評価をされる奴が苦手……いや嫌いだ。
《前置き》北斗の拳
漫画《北斗の拳》
登場人物である《サウザー》が嫌いだ。
散々人を虐げた挙句にシュウを殺した分際で
「実は彼には壮絶な過去が……」
みたいな死ぬ間際に悲しき悪役へ反転するのはズルいなって思っちゃう。ズルいというか……少なくとも正当化は出来んだろう。
犯罪者に悲しい過去があったからといって罪が許される訳じゃない。
永山則夫とかはそうだな。
でもそんなん被害者からしたら知らんよ。
それがまかり通ると、裁判の意味がなくなるし。死刑で全然いいと思う。
サウザーもそうだ。
知らない人の為に、サウザーが悪に堕ちた経緯を説明しておく。
サウザーとは
サウザーは南斗鳳凰拳という拳法を習っていた。
1人前になろうかというところで、目隠しをした状態で刺客を倒すという試練が師匠から課された。
目隠しをした状態で刺客に致命傷となる攻撃を与えたが、目隠しを取った直後それが師匠であることに気づくんだ。
つまりサウザーは自分の手で師匠を殺してしまったのだった。
「こんなに悲しいのなら……こんなに苦しいのなら……愛などいらぬーーー!!」
いやそーゆー課題だったんだし。割り切れや。
うん。仮に人を愛することが怖くなったからといって、ターバンのガキ含む無実の民を虐げちゃダメでしょ。
南斗鳳凰拳に代々続く伝承の儀式なんよ。別に師匠もサウザーも悪くないよ。殺したその段階ではね。
それがなんで暴虐政治にむかうのか。
「人を愛するのが怖くなって心を開けなくなった」「無表情、クールになった」とかなら全然分かるの。
だから原作の行動原理がよくわかんない。
元から性格歪んでたんでしょ?それを過去のせいにして読者の同情を買っただけ。
ケンシロウも甘いよね。
有情猛翔破で倒すなんて。
俺だったらヌンチャクでボコボコにした挙句に残悔拳で殺すけどな。
シンの方が断然感情移入できるし、断然、有情拳を浴びせるべき人間だよ。
だってジャギにそそのかされたんだもん。
ああ、本題ね。
「実は良い人」は良い奴じゃない説
「実はいい人」という評価をされている人は、その評価に甘えて好き勝手やってると思っている。
『いい人って思われてるから、これぐらい言ってもいいよね〜』
大体本人は口が悪かったり悪く見られることを自覚している。そして直そうと思えば直せる。これが腹立つ。
口が悪い、素行が悪いって自覚があるのならば、人を傷つけている自覚もあるだろうに。確信犯だ。
まだ周りの優しさに甘えてるならまだ良い方だ。これもゴミなんだけど、もっとゴミがいる。
《自称してワンクッション置いているタイプだ》
いや自称しててもいいんだよ?だからこそ気をつける、とかの発言をすればむしろいいのだけど、問題はそれを盾に相手を好き勝手攻撃することだ。
「私ってサバサバしてるから」
つって相手に対して配慮のない発言をする。
最悪だね。こーゆのはもう絞首刑でいいと思うヨ。
百歩譲ってクッション、盾にするのはいい。だけど武器を持つな。攻撃に転じた時点で戦犯だからな。
どのみち口が悪い奴や素行が悪いやつに「実は〜」とか「ギャップ萌え要素」とかはない。
そのまんまだ。あえて言おう、カスであると。
ブーメラン刺さってるけど別に気にしないよ。
同じくらい嫌な奴
「本当は性格悪いのに聖人ぶってる奴」も嫌い。
当たり障りがない立ち回りをするならまだいい。
嫌なのは、やたらめったら綺麗事を言ったり、「弱者の気持ちがわかりますよ」アピールをする奴だ。
思ってもねーくせに。
本当は見下してるくせに。
そういう奴は目が笑ってないし、過去の経歴や知り合いの評価が不穏だ。これは例に漏れない。
そのうち必ずメッキが剥がれる瞬間がくる。