テラフォーマーズに学ぶ、捨てることの大事さ
テラフォーマーズという漫画をご存知だろうか。
僕はこの作品を通じて人生の悩みがいかに小さく、悩むことがいかに無意味かを知った。
そして人生において大切なものなどないという、執着を捨て去るヒントも得た。
概要
テラフォーマーズは貴家悠先生原作によるSFバトルマンガだ。
火星の温度を上げるために、ゴキブリを大量に放った。
しかしそのゴキブリ、過酷な環境に順応して脅威的な進化をしたのだった。
ゴキブリはテラフォーマーと命名され、地球人も独自に虫の力を応用し、人体に組み込んで対テラフォーマー兵器とした。
しかしこの漫画、強そうなキャラクターが死ぬ。しかも尋常じゃないくらい死ぬ。
初巻から2巻目にかけて、初期の仲間はほぼ全滅という有り様だ。それくらい死ぬ。
生き残りそうなヤツに限って死ぬ
冒頭、ゴッド・リーという明らかに強そうな軍人キャラがいたのだが(ピッコロさんみたいな雰囲気)、圧倒的なかませ犬だった。
それどころか、1巻に出ている能力者はほとんどテラフォーマーに殺られている。
こんなに細かく設定を練ったキャラクターを出オチ噛ませに出来るなんて凄い。執着や未練が無いのだろう。リアルさを醸し出すためとはいえ、散っていった出オチキャラもひとりひとり主人公になれるほどのバックボーンを持っていたと感じる。そんなキャラクターをことごとく、それこそ虫ケラのように退場させていくとは…恐るべし、貴家悠先生。
という訳で今回は、大切に育て上げた貴重なネタであろうと積極的に捨てることの大切さを、人気マンガから学んだマクおであった、という記事でした。