宿題論議②
前回までは↗からご覧ください。
3学期の現在は、
帰りの会で宿題発表
だけはやめています。
帰りの会、つまり下校直前に発表するようなものなら
宿題はなしにしているくらいです。
学校が終わってから(16時近く)、子どもたちの自由時間
はどれほどあるのでしょうか。こればかりは、各家庭によって
大きく異なりますが、調べてみると下校時間の長さや習い事等で
60分近くもガッチリ集中して勉強できるのは、相当いい学習環境が
お家で整ってこそ。
宿題を皮切りに親子の雰囲気が悪くなるようでは、子供の心の
安定感、よりどころはいったいどこにあると言えるのでしょうか。
なんて真面目なことも書いていますが、本心は
宿題で学力向上図るよりも、授業の質を高める方が
学力向上。そして、主体性をもつクセをつけられるのでは
という仮説を今年はもっているからです。
僕ら教員の本業である授業のクオリティが上がれば
宿題で基礎学力を上げる・カバーしようという発想は
生まれてこないはず。
また、忘却曲線(エビングハウス)の観点から見ても、
早いうちに復習・トレーニングをした方が効率が良さそうです。
なによりも、週末宿題がないだけでたくさん滑れますしね。
宿題は学校の営業時間中に済ませてしまう
というのは、
〇分からない問題があれば、学校だとすぐに友達に教えてもらえる。
〇友達とワイワイ言いながら宿題できる=楽しい時間
〇提出物を出す習慣づくり
などのメリットがあります。
もちろん、デメリットとして
〇自立できていない
〇親が学習状況を把握しづらい
〇「宿題は?」「宿題やりなさい」と言う切り札がなくなってしまう
といった声も聞かれますが、子供たちが学びの主体性をもつことは、今後ますます
強くなっていく未来においては、大人が宿題に強く影響する・関わる
というのは減っていくのだと考えます。
仮説の後半にある
主体性をもつクセ
とはどういうことなのか。
これは次回。
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清水智 <Shimizu Satoshi>
https://www.facebook.com/sasshi14
東京都日野市→東京都小笠原村→長野県白馬村。
愛する奥様と息子・娘の5人家族。
#BESSログハウス
#HakubaValley
#Ogasawalove
小谷村立小谷小学校講師
http://otaries.jugem.jp/
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