「目を開けて。」(詩)
誰かと笑って。
一人、息を吐く。
青空とセロトニン。
影と姿。
一度、目を瞑った。
目を開ければ
そこからがスタートだ。
これからどうしようとか
真面目に向き合って歩き出す。
やりたいことを羅列して微笑んでは。
好きと怖いの自己矛盾。
前に進むのを少し躊躇った。
もしかしたら、
できないかもしれない。
もしかしたら、
できるかもしれない。
不確定と恐れ
期待と希望を大切に抱く。
目を瞑る。
暗闇の中には
生きてきた想い出が溢れる。
生と死の狭間で寝息を立てる。
事実陳列罪と悪口の罪。
境界が曖昧になる。
言葉にしないと変わらないことを
痛いほど知りながら動けない。
うずくまりながら。
ぽつんと、
一つの点が考える。
「生きて。」
脳裏に過る声に。
何処からか響く喝采に
突き動かされて。
未来を見つめて、
苦しさすらも越えて。
今、
ここに生きている。