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面白い大阪の政治52:どうなる?裏金候補への処遇1


2024年10月6日、石破茂総裁は次の総選挙において裏金議員に対して「非公認」や「比例重複を認めない」処遇を発表した。これにより「旧安倍派」の幹部達はほぼ無所属での出馬しか出来ない事態となった。
大阪の自民はどうなるだろうか?

石破茂は大阪を厚遇するのか?

石破茂が大阪に関しては他のとこより厚遇する可能性がある。
総裁選に出た時にはいつも大阪の自民党員が他より冷遇されていた事を気にかけていた。大阪では維新に押されているからだ。

そんな維新憎しで共産と手を組むほど腐った大阪自民を見て、普通なら「反省しろ」「せめて党本部の意向に従え」というけれど、石破茂はそんな大阪自民を見捨てずにいく。

前回の総選挙にて自民が立てた大阪の15小選挙区は全員落選している。石破茂としては大阪の議席奪還を最重要課題に位置付けて、他の候補よりも熱を入れて議席の奪還を企んでいそうだ。そのためなら公明党とも協力をより親密にしていく可能性が極めて高い。
石破茂ならやりかねない。

裏金よりも…

結局は裏金問題以上に「旧統一教会」に関して追求されるのをどうしても回避したいのが本質だろう。総裁選期間中のテレビ討論で統一教会の事を質問したらみんなダンマリでしたもんね。石破茂もズブズブだったもんな。

現職の大阪の衆議院議員

統一の問題はこれ以上したらヤバいので話を変えて、ここからは大阪自民の各候補を見てみる。

柳本顕(比例近畿単独/麻生派)

麻生派はパーティ券収入の中で収支報告に異変がなかったので派閥は継続。柳本顕も引き続き麻生派に属したままだ。麻生派としてはセーフだけど、こいつの中身はアウトだ。
前回の衆院選にて「大阪3区」への出馬をチラつかせて、党本部から当選確実な比例単独の厚遇を得た奴だ。前回の時は「大阪3区に住む有権者に選択肢を与える為」という大義名分と「2019年、無理矢理参院選出馬辞退と大阪市長選出馬をさせられたうえ、落選後になんの施しも与えなかった自民党本部と選挙大作委員会への意趣返し」があった。
しかし今回はどう見ても「自分が議員生活を維持したい」がため、また大阪3区への出馬をちらつかせては情に厚い石破茂総裁に鞘当てしておんなじ位置に収まろうとしている。

宗清皇一(大阪13区・比例近畿復活/旧安倍派)

そんな柳本顕に対して「一緒にやっていけない」と恨みと怒りを露わにして吐き捨てた宗清。今回の選挙で一番ヤバくなったのは彼だ。

裏金問題において6ヶ月の役員資格停止処分となった宗清。
そこにれいわ新選組から大阪13区に出馬する八幡愛から思わぬ口撃を受けた。
ドブ板踏んでいた八幡は、ある日住民から「裏金どうなってんの?きちんと説明して!」と関係ないのに責められてしまい、その落とし前をつけてもらうために宗清に食ってかかった。
「言わぬが花」と言うべきかダンマリ決め込む宗清にイメージは悪くなる一方だ。
そこに今回の石破茂総裁の「裏金問題で処分されている人の比例重複を認めない」となると前回比例復活だった宗清にとっては大ピンチ。完全落選の可能性が高まってしまった。

谷川とむ(大阪19区・比例近畿復活/旧安倍派)

それはこの谷川とむにも言える。
彼も小選挙区での当選はなく比例復活に頼ってきたが、今回の裏金で戒告処分となり、比例重複の対象から外される可能性がある。
どんな小さい額であったとしても裏金は裏金という事で、後悔するんだな。

とは言え、石破茂総裁は大阪に情を感じて宗清と谷川には比例重複与えそうだが果たして…

落選中、新候補の面々

旧岸田派(陰湿ヤフコメ大西、典型的老害狸左藤)
旧安倍派(アホボン中山、大阪17区の誰かさんなど
旧茂木派の渡嘉敷奈緒美
新しい候補者達(一般リーマン東田、最年少大辻、塩爺の孫、元河内長野市長、鳥取の人)

は次回語ります。





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