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面白い大阪の政治その16:ひとつになれてない関西の自民(大阪府知事選編)

自民党は国政からして多くの派閥があり、諍いを起こしあっているため、ひとつになれず政策の実現が遅い。特に岸田政権になってからは「検討」ばかりで、実行力の速い大阪に住んでる身からしてみれば「何してんねん」と思う。それが地方でも影響を及ぼしていた。
2023年にあった大きい選挙と言えば4月に行われた統一地方選挙の中でも大阪で行われた知事・大阪市長のダブル選挙+大阪府議・市議選だろう。
ここでの維新圧勝は言うまでもないので、国政与党の自民が大阪で惨めな有様を振り返ろうと思う。

誰を応援するの?大阪府知事選

2023年始まって早々、大阪の首長選挙へは維新以外で誰が出馬するのか憶測や推測が飛び交っていた。
これまで、維新に対抗する「反維新」が票を集中させるために1人の候補に絞っていたがそれでも維新の候補に惨敗している。
その状況を見かねて「反維新」で大阪自民と仲良くするのに限界を感じた共産党は1月に参議院議員の経験がある辰巳孝太郎氏が共産系組織の応援を受けての無所属出馬を表明。
大半は「まず維新以外から1人表明か」と言う考えだったが、大阪自民では早速食いつく奴がいた。

「絶対応援!!」

自民党公認で大阪府議会議員選挙に天王寺区選挙区で出馬する「林よう子」というおデブの女医だった。自民党内の動向がまだ定まってない時に「反維新なら誰でもいーや、共産でも応援するわ」という早計としか言いようのない言動に「仮にも自民の公認を受けたお方が共産系の応援するなんてもってのほか」と批判が殺到した。

それだけではない。京都府が地盤の老害参議院議員・西田昌司は何故か参政党の吉野敏明を応援し出した。しかも吉野の街頭演説にも応援に駆けつけて、「ハア?」となってしまった。そもそも思考が野党よりの奴だとは思っていたが、こんな勝手が許されてしまうのか?

自民としては党から反維新代表の候補を出したかったが折り合いがつかず、設立に携わった反維新系民間政治団体「アップデートおおさか」での支援にとどまった。そこから府知事選に立候補したのが谷口真由美というヒョウ柄大好きという悪趣味な自称・法学者のデブのオバタリアンだった。自民党政治を散々disってきたオバタリアンが出馬する事に自民内でも対応が分裂する事になった。(ちなみに大阪府連はほぼ応援拒否。岸田総裁は応援に駆けつけてるが、何処か言わされている感覚だった。)
結果だけど言うまでもなく吉村洋文氏の圧勝でしたわ…落選候補の票掛け合わせても吉村の半分にも及ばない…

大阪府知事編はこれまで。
次回は大阪府議会議員選挙編です。

続く。

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