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ハードルが高すぎる? 人助けに悩まない方法

ぼくが住んでいるのは、よくある普通のマンションなのだが、ベランダには雨水を流すための溝がある。先日ふと目をやると、葉っぱやら土埃やらで溝が詰まり気味になっていた。このままだと雨が降ったときベランダが水浸しになってしまう。

ということで、せっせと掃除をしたわけなのだが、ふと感じたことがあった。それは、

人助けって、この程度の感覚でいいのではないか

どういうことか。

ご存知の方もいると思うが、マンションのベランダというものは、壁で仕切られてはいるものの隣り合っている。が、それは問題ではない。問題なのは、仕切りの下で溝が隣と繋がっていること。つまり、雨水が隣の溝に流れ込む可能性があるのだ。

もちろん、それぞれのベランダには、雨水を外に流すための穴があるから、基本的には、隣に迷惑をかける事態にはならない。けれども、最初に書いたように、掃除をサボって溝に詰まりがあると、一方のベランダで起きた洪水が、他方にも流れ込む。迷惑な話だ。

だから、ぼくは掃除をした、

という訳ではない。掃除をしたのは、ただ、自分のベランダが洪水になるのを避けるため。なのだが結果としてそれが隣の人に迷惑をかけることを防ぐ。ぼくだけでなく、マンションに住むすべての人が自分のベランダの溝を綺麗に保てば、みんなが幸せだ

そう、要は、まずは自分の面倒をしっかり見る。そうすれば、他人に迷惑をかけることもないし、お世話になる必要もない。そして、みんなが自分の面倒を見られたら、みんながハッピーでいられる。人助けなんていうと「自分の枠を超えて」というイメージがあるのだが、そんなに気張らなくてもいいのだ。

ちなみに、コーチングで、ある意味、自分の枠を超えて、人助けをしていこうと思っているぼくが、なぜ、こんなことを言うのか。

それは、ぼく自身が、自分の面倒を自分で見られるようになった、つまり、セルフマネージメントができるようになったから、人助けをしようと考えらるようになったからだ。

ぼくのコーチングの先生、のぶ先生の言葉に、こんなものがある。

「自分との関係を最適化できれば、自然と第三者との関係も最適化できる」
「自分で自分をコーチングできれば、自然とクライアント相手のコーチングができるようになる」

よくよく考えてみれば、これは当たり前のことで、一番分かるはずの自分ことすらマネージメントできないのに、第三者のお世話など、できるはずもない。つまりは、セルフマネージメント・ファーストなのだ。

人助けをしたい、誰かの役に立ちたい、その思いは尊い。だからこそ、その思いを実現するためにも、まずは肩肘張らず、自分の面倒を見ることから始めることが大切なのだ。

ぼく自身についても、それはまったく同じ。まずはセルフマネージメント。そして自分自身を整えた上で、コーチとして、多く人のセルフマネージメントのお手伝いができたとしたら、ぼくにとって、それに勝る喜びはない、と考えている。

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