”最高の気分”で今年の仕事を切り上げる方法
今年も残すところ、あと二週間あまり。年末までに仕事に一区切りつけたいと頑張っている人も多いのではないか。
ただ、自分一人がやる気になればサクサクと仕事が進むかというと、そうはいかないのが厄介なところ。周囲の協力があったらいいのだが、それも全て相手次第。自分の思うように動いてくれない相手には、どうして、あいつは…… と、ついつい相手に求めるものが増えてしまう。
とはいえ、相手には相手の都合がある。いくらこちらが求めても、その通りに物事が進むことは稀、不満がばかりが積もっていく、なんて経験は誰にもでもあるのではないか。
今日は、そんな「ついつい相手に求めてしまう」ときの対処法について書こうと思う。これを読めば、ちょっと気が楽になって、サクっと次へ進んでいこう、そんな気持ちになれるはずだ。
それでは、ズバリ、「相手に求めてしまう」ときの対処法は、
自分で料理する感覚で
例えばカレーを作るとする。あなたが作りたいのチキンカレーだ。そう思って肉屋さんに行ったらチキンは売り切れ。あなただったらどうするだろうか。
別の肉屋さんに行くだろうか? それとも、チキンはやめてポークにするだろうか?
いずれにしても、どうしてチキンは売り切れなのか、どうして私のためにキープしておかないのか、と怒り散らすことはないのではないか。そうしたい気持ちはあるかもしれないけれど、そこは仕方ない、肉屋さんは、私だけのために存在しているわけではない。そう受け入れて、その時にある選択肢のでなんとかしようとするのではないか。
これは別にカレーだけに限った話ではない。買い物に行けなかった日に、冷蔵庫にあるもので夕飯を作る。洗濯物が乾かなかった日には、乾いている服でなんとかする。時間がないときは、掃除はできる範囲でよしとする。そんな「ありものだけでなんとかする」を、日常生活では当たり前のようにやっている。
それが、仕事となると「ありもの」では満足できない。ついつい理想を追ってしまう。だから、自分にも相手にも求めるレベルが高くなり、結果、不満ばかりが溜まっていく。
仕事に理想を求め、情熱を注ぐことが悪いといっているわけではない。時と環境が許すのならば、その範囲で思いきり追求すればいい。ただ同時に、仕事とは「自己実現の場ではない」という面があるのも事実。求められている最低限の水準を満たしたら、次へ次へとサクサクと回していく。それだって十分なのだ。
だから、相手に求めすぎているな、そんな自分に気づいたら、肩の力を抜いて、視点を変えてみてほしい。これは料理や家事と同じで構わないなんだと。要は、自分ができる範囲で、ありものでやれば、それでいいんだと。
もちろん、あなたの求めるクオリティーには届かないだろう。100%の満足感は得られないだろう。ただ、それだって、他人に振り回されていイライラして過ごすよりは、ずっといいのではないか。
結局のところ、自分で「程度」をコントロールしている感覚さえあれば、満足度は高い。料理だって、仕事だって、自分でやったことなら納得できるのだ。
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