みんな、春は何着てるの？

「着る物がない」

春になると、ついこう言ってしまうのは、私だけではないと思います。

なぜでしょう。
50年も生きてきたのに、春になると何を着ればよいのかが、いつまでたっても分からないのは。

朝晩は寒いのに、昼間は暖かい。
最高気温20度と言われても、それが寒いのか暖かいのかが分からない。
それだけの理由でしょうか？
それすらも分かりません。

今年もやってきました。
「着るものがない」と、パジャマのままため息をつく季節。

正確には、「着るものがない」のではなく、「何を着ればよいのかが分からない」なのだと思います。

去年の今頃は何着てたっけな～
みんな今日はどんなお洋服を着ているんだろうな～
最高気温20度に最適な服装ってどんなだっけ～

と考えてみても、答えは出ず。

そうだ！お洋服を買いに行こう！

お店に行けば、今のシーズンの服装の正解が分かるはず。
そう思いつき、季節外れの服装でショッピングへ出かけました。
（ユニクロのヒートテックにニットはもう暑い、と学習）

年末年始とは違って、お店に並んでいるお洋服たちがカラフルで、テンションがあがります。

ウキウキとお店に入り、お洋服に無駄に触りながら春服の正解を探すおばさん。

ん？　デジャブか？　このウキウキ感、初めてじゃないぞ。
むしろ毎年感じているぞ。

そこで思い出します。

ウキウキするのは最初だけで、急に薄手になった春物のお洋服を見ているとこう思うことを。

「今これ買っても、すぐに半袖の季節だよな～」

そう、毎年春服がないと言っては買い物に出かけ、そしてどうせ着る暇がないと、買わずに夏を待つ。

だから私はいつまでたっても、春に最適なお洋服が新調されないのです。

と、ここまでを何年くり返しているんだか。

何も買わずに帰ったら負けだ！　と、勝手に春に勝負を挑み、何とか今年は春っぽいお洋服を数点購入しました。

なのになのに、翌日になるとまだその服では寒いんじゃ？　という不安から袖を通すことができません。

そしてまた、「着るものがない」「この春服、いつ着たらいいかわからない」と言っている間に夏になるのでしょう。

一年後、また同じことをするんだろうな……

解決策求む。です。