22.10.4株価反発も2つの節目(10/13米CPI&10月決算シーズン)を注視・トレンド待ち
Bad News is Good News.
今週(10/3)から米ISMの悪化を受けて更なる利上げ加速化は回避できるとの期待が高まり米株↑、そして連れ高で日本株↑となりました。
FRBが利上げを抑えるかは10/13米CPIの結果次第だけに時期尚早と懸念されます。
確かにコモディティー価格&住宅価格の双方の下落はインフレ鈍化の前触れとも考えられます。
現に原油に代表されるコモディティー価格が景気減速に伴う需要減を先取りして下落、加えて米住宅価格が金利高に連動した住宅ローン増を嫌気した下落を起こしています。
一方、景気減速リスクは年末の米経済悪化からのドル安(=円高)反転によるインフレ加速化(通貨安=物価高)も想定されます。
また10月中旬からの決算シーズンもトレンドの節目になります。
例えばアップルの下方修正、利ざやより景気後退を危惧した銀行株の下落など悪決算の兆しが確認されています。
2022年10-12月 買い場到来⁈
今年2022年10-12月は季節性(9-10月底値)とアノマリー(米中間選挙の年は株安)を考え併せると買い時ともみなされます。
引き続き株価への悪材料の織り込み具合いを確認しつつ、いまだ織り込まれていないインフレ&景気減速を起点としたリスク要因を念頭に底入れ時期を窺っていきます。