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23.11.8日経平均株価 EPS上昇も下落 相場感&外的要因チェック

企業は好業績を継続、EPS2,200台へ到達

 11/8までの企業決算を受けて日経平均株価のEPSは2,200台へ到達しました。
 一般的に日経平均株価のPERのレンジは14〜16につき上値35,200(=2,200✖️16)も期待できます。

日経平均株価 EPS 順調に増加

騰落レシオ(25日)は過熱感なし

 11/8の騰落レシオ(25日)は93.12、レンジは80〜120につき株価の位置は通常運転です。

株価に過熱感なし

外的要因(原油&コモディティ価格)は急落

 原油&商品指数が急落しています。
中東情勢の戦争激化を危惧した米国の増産、コロナ後の供給網の改善に伴う需給バランスの逆転などに依ります。
 加えて中国経済の低迷が長期化、不動産リスクが収まらずさらなる需要減も懸念されます。
 原油価格の下落はオイルマネーの勢いを削ぎます。下落する中国株からの避難先でもある日本株の買い支えの増減に警戒です。

原油&商品価格の急落

米株→米国債へ資金シフト加速のおそれ

 米長期金利5%は国債の魅力です。
ローリスクで利回り5%運用できる長期国債は株価から手を引く要因になります。ここ3年、上昇し続け国債価格は下落継続、史上稀に見る買い時とも考えられ、米株下落の要因とも考えられます。

2020年から金利上昇トレンドを継続中
(=国債下落中)

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