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25.1.26 2025年日経平均株価予想 41,000円⁈ がっちりマンデー

日経平均株価 利上げ 参院選 トランプ旋風

 1/26TBS番組「がっちりマンデー」の恒例企画 2025年年末の日経平均株価が予想されました。ニトリ社長は以下3点を根拠に41,000円と予想されました。

🔬年末の日経平均株価41,000円予想の根拠
・金利 日銀の利上げ0.5→0.75%へ引き上げ
・為替 円高シフト一時的には145円/ドルへ
・米国の堅調な景気(減税&規制緩和>関税)

 日経平均株価の見通しを検証するにあたり、影響大の上記3要因を深掘りします。

💹金利(見通し)
日0.75%(0.25%↑)↗️、米↘️4%(0.5↓)
 日本は7/20参院選後の日銀利上げが見込まれます。米国の金利政策はトランプの口先介入(FOMC利下げ)と米景気の堅調さ(利下げ不要)の狭間で錯綜します。減税&規制緩和に伴う財政赤字が危惧され株安へシフト又は経済指標の悪化を節目に年内2回の利下げが想定されます。インフレの回避に向けた原油値下げも焦点になっており、原油値下げ(OPECプラス)vs利下げ(FOMC)のせめぎ合いも警戒されます。

nikkei225jp.com
https://nikkei225jp.com/bond/

💴為替(予想)
円高145〜150円/ドル
 日本の利上げと米国の利下げを軸に円高シフトを見込みます。トランプは外需の後押しでドル安(円高)を本命とするも、新興国のドルばなれを危惧し、円高を黙認しています。一方で対米の貿易赤字国への関税強化を進め、ドル高へ傾かせる矛盾した対応も懸念されます。2月日米首脳会談、今後の米中対話の進捗に注視です。

☀️景気(展望)
日米は双方とも堅調な景気(EPS10%↑)
 日本は健全なインフレ(賃上げ→利上げ)を受けて好業績(EPS10%↑)を生み出す見込みです。日銀はGDP成長率1%、物価は2%に落ち着く事を想定しています。4-10月の万博が内需、インバウンド効果を促進します。金融業(銀行・保険)は利上げを追い風に成長が見込まれます。

1/24日銀 経済・物価情勢の展望
(基本的見解) より抜粋
https://group.softbank/news/press/20250122

 米国は規制緩和(銀行&AI&仮想通貨)と減税(法人税21→15%)を両輪に企業業績を後押しします。加えて米国内の雇用創出に貢献した外国企業を優遇します。今後は優遇・国策対象の銀行、仮装通貨、AI、軍事・防衛分野の成長が期待されます。
 迅速にトランプの意図を汲んで、ソフトバンクの孫氏は米国内を拠点とした「スターゲイト プロジェクト」を発案、生成AIの分野をリーディングする布石を打ちました。
 今後、外需企業は米国内の工場新設、トランプの関税対象国からのビジネス撤退が進みます。一方で事上磨錬の信念がトランプに響き、自国優先の判断(≒政治的な支持者向けアピール)を覆し、実益を最良とするディール感覚を発揮して日米の協調路線へ舵を切る事を切に願います。

【日米株価見通しの参考情報】
25.1.22日本証券新聞公式チャンネル講演

世界の潮流 平等→実力主義へ変化の兆し

 世界経済は平等を掲げた協調路線から実力主義へトレンドを変化させています。ダボス会議がトランプ旋風を懸念材料に挙げています。 
 2025年は米国主導の経済網と対極をなす中国を主軸とした経済網との覇権争いが激化するリスクを孕んでいます。

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