23.8.23全体相場 2つの節目控えて米中リスク高まる
2つの節目 楽観視に警戒
エヌビディアの株価が期待先行で上昇しています。本日夜(8/23)の決算は高い予想値との比較により失望売りの懸念があります。
パウエル氏の金融政策の見通しについても同様に楽観視されています。根強いインフレ状況を踏まえた利上げ長期化又は利下げ時期の先送りが示唆されると全体相場の下落につながります。
米中リスクの高まり→日経下げ止まり
直近の香港ハンセン指数は一旦下げ止まりました。中国当局の不動産市況の改善措置を受けた事に依りますが効果は一時的なものと考えられ引き続き注視が必要です。
米国長期金利が上昇、4.3%を突き抜けています。利上げ打ち止め期待から国債売りが先回りしています。一方で経済指標(ISM&雇用)が良好につき利上げ余地ありとの思惑も錯綜しています。
直近の日経平均株価は上記の米中由来のリスクを織り込んで下げ止まりました。
本日夜(8/23)のエヌビディア決算動向、8/25パウエル氏の金融政策の見通しを控えてしばらくは様子見の姿勢です。