24.8.21好決算(24.4-6)状況 非製造業が牽引 下半期の業績悪化(減益)に警戒
通期業績の変化(鈍化/減益)に警戒
1Q(24.4-6)の業績結果が揃い踏みしました。総じて好業績、非製造業が牽引し、製造業でもAI関連企業が長期テーマとして成長しています。円安効果の恩恵を受けて、外需(電機、自動車)に加えて、内需(レジャー、ホテル、小売、食品)も好調でした。特に食品は海外展開を進めた企業ほど値上げ力を発揮して利益率を向上させ高収益化を達成しています。
下半期は円高と米中の景気減速が想定され、外需の鈍化又は減益が危惧されます。今週末(8/23)は日米のイベント節目として注目されます。
決算(24.4-6) 増益の主な業種
増益額が大きい業種は以下です。
主な要因はインバウンド需要で鉄道/バスが好調、化学市況&ウエハー需要の底打ち、スマートフォン用電池の好調、スマホ買い替え需要、コンテナ船の運賃高止まりです。利上げ期待もあります。
🔶増益額が大きい順
銀行、通信、電機、鉄道/バス、化学、非鉄、海運
💀減益額が大きい順
電力、精密機器、ガス
🔍決算(24.4-6) 業種別動向まとめ
🗓️8/23日米イベント
・植田日銀総裁の国会質疑(利上げ展望)
・米ジャクソンホールのパウエル議長の講演
株価意識の経営 株式分割&CM展開
決算リリースに前後して株式分割を報告するケースが増えています。個人投資家が買い易い値段として下支えが期待されます。株主総会の質疑応答の混乱および諸経費のコスト増が懸念されます。10月以降、以下の2銘柄は100円台になる見込み、NTTと人気を争う銘柄になりそうです。
10/1 ソフトバンク 10分割
10/1 165A SBIレオスひふみ 8分割
BtoB(企業間取引)の企業は知名度を上げるためにCM展開を進めています。特に5つの産業(機械、素材・材料、化学、重工、鉄鋼)が挙げられます。ブランド価値を維持しつつ高感度獲得率を活かすCMに隠れ有望株を発掘する妙味があります。
・5411 JFE
⇨サンドウィッチマン✖️サス鉄ナブル(=SDGs)
・5201 AGC
⇨高橋一生&広瀬すず 社名変更の知名度回復
・6104 芝浦機械
⇨阿部寛 社名変更の知名度回復
📰引用元:8/23日経新聞朝刊より筆者加工
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