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24.4.6株式相場の節目 4月下旬〜決算シーズン(来期25.3予)で銘柄チェック
米雇用統計の乱高下後の相場動向
4/5夜の好調な米雇用統計(非農業部門雇用者数20万人超え)に加えて時給の上昇鈍化を考え併せて人件費の一服とみなされた結果、インフレ懸念が和らぎ、想定外に上昇しました。事前のFRB関係者の利下げ慎重発言で大きく下落し織り込まれたかたちにでもあります。
今後のリスク要因は地政学リスク、特に中東紛争です。イスラエルが国際法違反に伴う世界的な孤立に陥った結果、強硬な地上戦の決断を危惧させます。背景にイラン大使館向け空爆(=国際法違反)&誤爆による米国人死亡があります。バイデンは11/5大統領選の支持を得るためイスラエル支援の見直しに迫られています。
次回節目4月下旬〜決算シーズン(来期業績)
インフレ再燃リスク、中東紛争の激化に伴う原油高&物流費の上昇、そして米利下げ後退懸念と株安要因はくすぶっています。企業を取り巻く厳しい環境のなか、来期決算(25.3)の業績予想が注目されます。
これまでの株主還元に加えて持続的な成長を裏付ける稼ぐ力(利益率の向上&先行投資)が銘柄の選定条件になります。持ち合い株の売却益を人材確保&開発費へ投資し利益を得る好循環を生み出す経営が要求されます。
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