
25.2.1好調な外需 日本牽引の見通しも米高関税に警戒 市場はTOPIX絞り込み進行
好調な日本メーカー 円安vs中国低迷
2024年12月の鉱工業生産は102.1(前月比0.3%増)、次回1月および再来月2月の鉱工業生産も好調さが想定されています。
直近の2月決算はEV市場の低迷を警戒されています。特に中国は低価格戦略を強みに海外展開し市場を席巻、国内の低迷をカバーすべくアジア圏までターゲット市場を拡大、脅威です。
他方でインバウンドは過去最高の訪日客数を記録、特に春節(1/28-2/4)の中国訪日客の増加は著しく、ビザ要件緩和を追い風に益々増加する見込みです。観光事業の内需株の決算は期待されます。
🧺先月の鉱工業生産指数
⇨堅調な機械(除自動車工業)、資源(石油/石炭)
米国 関税発動 10%中国 25%カナダ&メキシコ
2/1トランプが関税を発動、対象国は中国とメキシコ&カナダです。貿易赤字国には高関税を課します。今後の株安に警戒です。米国第一主義の一環として製造拠点の国内回帰、脱中国が加速するおそれがあります。週明け(2/3)、中国の反発は必至、報復措置が懸念されます。
なお、国内回帰は米国内の設備投資(FAニーズ)を活発化させます。日本企業は米国の国策(法人税の減税&雇用創出企業を優遇)を見据えた経営戦略が求められます。
TOPIX見直し 28.7迄に120銘柄へ絞り込み
TOPIX銘柄の見直しにあたり、第一段階の節目を迎えました。流通株式時価総額100億円以上を銘柄選定の要件として中小型株が除外されました。次回の入替は26年10月、絞り込みの最終ゴールは28年7月、120銘柄です。その後は1回/年の頻度で10月に入替されます。イベント投資が一つ増えます。

東証サイトより抜粋
https://www.jpx.co.jp/markets/indices/revisions-indices/01.html

節目:26年10月、28年7月、28年10月

新ルールの初回入替は28年10月
新TOPIXは市場区分の制約を廃止、グロース市場でも銘柄候補になります。新興企業が新陳代謝を促します。たとえば24年12月にグロース市場に上場したvisumo(303A)は人気のある企業であり実績も着実に積んでいます。
令和社会は全世代がSNSを介して発信源になれます。個人と企業を繋ぎ、お互いの成長、双方向にポジティブな相乗効果を生み出す好循環な仕組みは楽しいです。

第 3 四 半 期 2 0 2 5 年 1 月 3 1 日
決 算 説 明 資 料より抜粋