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24.8.28円高独歩 上値の重い日本株 外需⇨内需へ循環物色 概算要求が起爆剤

円高リスク ドル⇨円へ資金流入の恐れ

 欧米の利下げに伴い円高が進行しています。
9月の中銀ウィーク、特にECBの利下げ可否が注視されます。ECBの利下げがなければ、欧米の金利差が縮まり、資金の流れがドル⇨ユーロからドル⇨円へ変更され、円高独歩を加速させます。暫くは日本株の上値が重い展開が想定されます。

9月中旬の中銀デーに注視
引用元:https://nikkei225jp.com/bond/

利上げに伴う日本株の循環物色

 日銀の利上げ意欲に伴い、円安効果が蒸発し企業業績を修正させる可能性があります。主に外需企業の悪化、内需企業の好転が想定されます。例えば外需企業では日本電子材料(6855)は通期予想を据え置き為替相場を見定めた上で修正します。企業を取り巻く環境変化は下半期、その先の通期予想の業績の見通しを株価に反映されるため銘柄選定の要件になります。

日本電子材料(6855)
大幅な上方修正も通期予想は据え置き
引用元:企業IR情報より抜粋

8月下旬 概算要求 国策銘柄の情報源

 各省庁は8月末までに来期(2025年)の予算を財務省へ概算要求として提示します。国策銘柄の情報源になります。AI関連は外需で円高リスクはありますが、国策銘柄として中長期的には追い風になります。9月上旬に出揃った各省庁の概算要求を基に国策銘柄を選定していけたらと思います。特に上半期と下半期の企業を取り巻く外的要因(為替/市況)の変化は好転/悪化の手がかりになり、有望株の選定要件になります。

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