24.2.3各国の経済指標 日:減速/米中:堅調(リスク潜在)を織り込みつつ日本株は上昇
日米中の経済指標に伴う株価反応
各国の経済状況を確認しました。
日本の鉱工業生産指数は予想を下回り景気減速が否めません。一方で米中は前回&予想以上の結果につき堅調です。但し両国ともそれぞれリスク要因が再燃し、見通しは要警戒です。
・米国:地銀リスクの再燃(商業用不動産リスク)
・中国:不動産市況の悪化&個人消費減&低価格
経済指標を受けた株価反応は以下のとおり明暗が分かれています。
・日米:上昇トレンド⤴️(日経225/S&P500)
・中国:下落トレンド⤵️(香港ハンセン指数)
日米は過熱感があります。特に日本株は節分天井(2/3)のアノマリーを念頭に来週の決算ピーク時の業績変化を丁寧に確認していきます。並行して急速な円安を受けた為替介入(円高リスク)などの下落リスクも注視です。
新NISAアノマリーと地銀リスク浮上
新NISA積立注文日は1,5,10が多く、インデックス投資や投資信託の場合、注文日の2日後に買いが発生する傾向です。個別株では高配当銘柄(JT、メガバンク)に人気が集中してます。
直近ではマイナス金利解除が見送られたため金融業の株価が下落しました。とりわけ地銀は米国で商業用不動産リスクが再燃ならびにあおぞら銀行の業績悪化に依り下落してます。
日米中銀の金利政策の修正可否に揺さぶられる展開になっています。一時的な下落であれば地銀は配当株でもあり連れ安は買い時です。