22.9.29リスク回避の株価動向
景気減速リスク下の株価動向
世界的な景気減速感を受けて株価の資金回避先が選別されています。
主に景気敏感株→中小型成長株へ資金がシフトされている模様です。
景気悪化の主要因(インフレと供給制約)について解消の見込みが立てば資金の逆流が起こり景気敏感株の上昇が想定されます。
中銀の国債買いはインフレ悪化サイン
英国は減税策に伴うインフレ加速化を回避すべく国債の大量買い入れを表明しました。
インフレ加速は金利を上昇させ、スタグフレーション(インフレ&不景気)を起こす可能性が高まります。しばらくはEU関連株の下落は避けられないところです。
チャイナリスクの顕在化
不動産株の急落を受けて中国発のチャイナショックの再来が懸念されています。
中国当局の不動産の規制強化により大手不動産が業績悪化し、中国の経済成長率が鈍化しています。10/16党大会での景気刺激策が待たれますが、対米政策が内憂外患のはけ口となり米中対立の激化へつながらないことを祈ります。