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24.8.24日経IR・個人投資家フェア2024 2/2 会社説明会 強み&新事業/成長性/株主還元

3445 RS Technologies 再生ウエハ 中国の内製化を追い風

 強みは中国内の人脈ウエハの再生技術、世界シェアNo1(3割)、中国の国策のうち先端技術の内製化に参画し市場の急成長に追随して高収益を達成しています。

🌉事業の3本柱
・ウエハ再生事業
⇨世界シェアNo1 研磨技術力
・プライムウエハ事業
⇨半導体の材料シリコンウエハ 中国独占販売
・バナジウムレドックスフロー電池(VFRB)
⇨新規事業 28年市場10倍を見据えて先行開発
 *大型電池につき発電(風力&太陽光)向け用途

 米中対立に付随したデカップリング対策も中国国営向け事業でカバー、シリコンサイクルの収益変動にも主力製品の再生ウエハがリーズナブルな価格につき耐性あり、さらに次世代の収益柱にリチウムに代わるバナジウムレドックフロー電池(VRFB)の開発に着手、市場規模の将来性を見据えてリーディングカンパニーを目指します。
 なお、8/28エヌビディアの決算が控えています。AI関連株の先行指標につき注目です。テーマ株は期待先行につき後追いで業績が追いつきます。AI分野は未来社会のインフラに位置付けられます。決算後の調整は要因次第では将来性を見込み買い場にもなりえます。

5741 UACJ アルミの特徴を最大化

 業界ポジションは世界2位タイ、日本1位のリーディングカンパニーです。主力製品はアルミ板、使用先製品は缶材(主に飲料)です。アルミニウムの3特徴(軽い/強い/優れたリサイクル性)を活かした製品開発に注力、特にリサイクル面ではアルミニウム用途を拡大しつつリサイクル率の向上に取組んでいます。130年以上の歴史で構築した圧倒的なマーケットシェアを武器に、600社以上の顧客数および幅広いニーズに対応し、世界3拠点(米日タイ)の安定した供給網でバックアップしています。加えて国家プロジェクトに参画しイノベーション創出を目指す。

3099 三越伊勢丹 付加価値創出の個客業を展開

 ブランド価値を有する3旗艦店(新宿/銀座/日本橋)を強みに百貨店業に注力、海外展開は不動産(オフィス/住宅)&商業施設を2本柱、全社的に利益率向上に向けて3ステップの顧客囲い込み(アプリ→専用クレジットカード→外商)を進めて付加価値を提供する個客業(カスタマーサービス)を推進していきます。

 なお8/21JNTO(観光庁)は7月訪日客数を公表、過去最高3,292,500人を達成しました。特に中国インバウンドが急回復、コロナ前(2019年)には未達ですが、前年同月比100%超で急進しました。私見では富裕層の購買欲は140円台の円高でも強い見込み、個人消費が減税効果&賃上げを追い風に節約志向から抜け出せば持続的な成長性が確保できます。一方で今後の中国景気が懸念されます。

引用元:JNTO 訪日外客数(2024年7月推計値)
7 月3,292,500人、2か月連続で単月過去最高を記録https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20240821_1530-1.pdf

日本市場 25年夏 ピークアウトの節目

 今後の株価動向として2025年夏まではインフレに伴う設備投資の駆け込み需要ならびにスマホ(4年)&PC(7年)買い替え需要を下支えに上昇の見込み、但し、総裁選の人選次第では日銀干渉が再開され、健全なインフレ循環に水を差し、景気減速を引き起こすおそれがあります。
2番底は発生するとすれば、10or11月8/5暴落から2-3ヶ月後が過去の経験則から推測されます。今後の節目として8/28エヌビディア決算、9月欧米の利下げ、そして11/5米大統領選が控えています。9/27自民党の総裁選もあります。新総裁による円安是正(河野or茂木)や増税(小林)も危惧されます。トレンド転換に注視していきます。

📝初日メモ 日経IR・個人投資家フェア2024

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