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23.9.14アイドルを取り巻く環境変化 芸能界の転換期

芸能(アイドル)市場の転換期

 男性アイドルの生みの親、ジャニーズ事務所が性加害を認めた結果、企業とのCM契約の更新終了/解除が殺到、ジャニーズ経済圏が揺らぎ、芸能事務所のパワーバランスが変化しつつあります。
 一方でジャニーズ事務所から独立した2つの事務所、CULENTOBEのメンバーはメディアで目立ちつつあり勢いづく傾向にあります。

CULEN :飯島派(元SMAPマネージャー)
TOBE   :タッキー派

 女性アイドルでは坂道グループ、特に乃木坂46がトップの地位を確立し公式ライバルのAKB48の全盛期に迫りつつあります。
 新しい旋風を巻き起こすべく秋元康がプロデュースした乃木坂の公式ライバル:僕が見たかった青空(僕青)がデビューしました。

ソニーミュージック:乃木坂46
キングレコード      :AKB48
エイベックス         :僕が見たかった青空(僕青)

アイドル業界のビジネスモデルの変化

 近年の芸能事務所と芸能人の関係性はエージェント化の普及により対等の立場になりドライな関係になっています。
 例えば事務所は主業務を育ての親→仕事獲得へシフトさせています。
 商機もTV/CM→タイアップ/YouTube/TikTokなど様々な分野/機会へ広がってます。特にアニメとのタイアップは世界市場への進出の足がかりとなります。例えば推しの子(YOASOBI)、鬼滅の刃(LiSA)に加えてワンピース(Ado)、スラムダンク(10-Feet)は映画の好調さも相まって世界的に人気を高めています。
 収益源もTV/CM→IP(コンテンツ/物販)へシフトし人気芸能人に偏った収益から脱却しつつあります。
 商機や収益源の詳細は東洋経済の業界地図を参照頂けたらと思いますが、メディア(テレビ局/広告)も同様にビジネスモデルを変化させつつあります。 
 様々な業界がビジネスモデルの見直しに迫られ、令和は生き残りをかけた熾烈な競争/淘汰が始まる過渡期なのかもしれません。

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