見出し画像

24.7.30日本株 長期金利上昇(後追いで円安⁈)に伴い持ち直す 日銀の国債買いの減額を織り込み 利上げ静観

日本株 長期金利の上昇を受けて反転 ⁈ 上昇

 本日(7/30)の日経平均株価は昨日の大幅な上昇の反動で下落から始まりました。反転は11:00過ぎ、長期金利の上昇(後追いで円安進行⁈)を受けて上がり、38,500台まで持ち直しました。通常、金利高は株安ですが、利上げ見送りを織り込みながら後追いで円安が進行し株高を誘発したのかもしれません。

日経平均株価の上昇
(長期金利が上昇後の円安⁈が追い風)

長期金利の上昇は明日(7/31)日銀金融政策決定会合での国債買いの減額を見据えて債券価格の下落前に売りが先行したものと想定されます。

長期金利の上昇(円安進行⁈)
(日経平均株価の上昇の要因)
利上げを見据えて円安進行
国債の買い減額を受けて利上げ見送り浮上⁈

外需の明暗 中国売上(車❎ 機械⭕️)

 小糸製作所(7276)とファナック(6954)の決算1Q(24.4-6月期)から中国向け輸出企業の明暗が分かれました。
 中国向け車は販売不振で低迷、一方で老朽化に伴う設備投資(ロボマシン/FA)は好調です。

小糸製作所(7276)
「業績予想の修正のお知らせ」より抜粋
ファナック(6954)
「2024年度 第1四半期決算説明会 資料」より抜粋

明日(7/31)日銀&FOMCの金利政策に注目

 明日(7/31)は為替トレンドの節目になります。株式相場は様子見の姿勢です。日銀の利上げは円高トレンドの継続性につながります。市場予想は物価高抑制(利上げ)と円高傾向(先送り)に揺れています。いずれにしても為替を変動させ、株価も連動する見込みです。
 米株は9月利下げの具体化が焦点になります。8/14CPIを受けて8/24ジャクソンホールが節目とみなされています。トランプ相場を見据えて、利確された大型株の受け皿として中小型株の上昇が注目されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?