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22.12.3老後2000万円→667万円問題へ変化(改善)

老後の収支は世帯&時期で変動

 2017年の老後2000万円問題は2021年時点では667万円問題へ収支不足分が減少(改善)されています。
 2017年当時は収支の不足分の2000万円は2500万円の貯蓄で賄う事を前提に収支を設定しているため、生活を破綻させない事は周知されていませんでした。
 2021年時点での65歳以降の収支(月額の内訳)は以下(*1)、2017年当時より現状に適した収支であり、今後も収支を取り巻く環境変化(物価変動、年金改正、高齢者雇用改正)を注視しつつ最新の老後収支を踏まえて資産運用を見直していけたらと思います。

65歳から30年分の不足額(老後に必要な貯蓄)
・65歳夫婦:約667万円
  (18,525円/月✖️12ヶ月✖️30年)
・65歳単身:約338万円
  (9,402円/月✖️12ヶ月✖️30年) 

(*1)2021年時点での65歳の収支(夫婦&単身)
総務省統計局 家計調査報告より抜粋
https://www.stat.go.jp/data/kakei/2021np/gaikyo/pdf/gk02.pdf

年金受取額を公的年金シミュレーターで試算

 これまで年金受取額は年金ネットで試算できましたが、今後は公的年金シミュレーター(*2)でさらに簡易的に試算できるため便利です。
 自身のライフプランを見据えた資産設計を考えるにあたり老後の年金額を概算できて有益です。

(*2)公的年金シミュレーター
厚生労働省 年金広報企画室より抜粋
https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/

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