23.4.21日本株 連騰続きで5月天井に警戒
5月天井(Sell in May)のアノマリーに警戒
4月に入りバフェット氏の日本株買い意欲を追い風に日経平均株価が連騰、過熱感を抱えたまま上昇トレンドを継続しています。
25日騰落レシオは過熱感の節目(120超え)を点灯させています。
日本株の急上昇を裏付けるように4/14の海外投資家の買越額は1兆円に到達しています。
一方で各国の景気減速が現実味を帯びつつあります。
例えば今期(24年)のTSMC決算は悪化、半導体の市況回復は23年央→24年以降へずれ込む見込みです。
米国では銀行の融資絞り込みが徐々に表面化し、企業の先行投資&個人消費の減速感が警戒されています。
欧米の中銀は5月に会合がありますが、インフレ抑制を優先し利上げを継続させる見込みです。日本は日銀の政策修正(利上げ)を見込んだ海外勢の国債買いが再開され空売りが仕掛けられています。
今月下旬から始まる日米の決算シーズンは不安定な先行きも相まって期待先行の株価に大幅な調整(下落)を引き起こす節目になるかもしれません。
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