24.2.28円安&株高トレンド 良いインフレが下支え
円安の長期化 好業績&株高を下支え
2024年は円高反転が想定されていましたが、予想に反して円安の長期化が見込まれています。
要因は以下の2点です。
・新NISAを介した個人投資家の海外株買い
・各国の利下げ先送り
特に日米の景気の堅調さに伴い中央銀行が金利修正を見送った結果、日米金利差の縮小⇨円高シナリオが後ズレしています。
為替変動の節目は4月日銀、6月FOMCの金利修正です。
3/4以降のトランプ旋風に警戒
11月米大統領選に向けた共和党の代表候補はトランプ優勢です。強い米国を目指す保護主義に基づく政策変更が危惧されます。
例えばイスラエル&ウクライナの支援⇨撤退により地政学リスクを再燃させるおそれがあります。加えて米中対立の激化、台湾有事&関税合戦などはAI/半導体素材の開発遅延を起こし景気減速を加速させます。
円安株高の長期化
日本経済は円安効果を追い風にして他国に比して景気が堅調です。脱デフレが現実味を帯びています。良いインフレ(原料高⇨値上げ⇨賃上げ)が浸透しつつあり、企業業績を好転させ株価上昇をもたらしています。
5月決算シーズンの来期(25.3)予想は節目、今季(24.3)の好業績が織り込み始めているため来期の持続的な成長可否により企業の株価に明暗が分かれます。