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24.7.21日本株 8月決算シーズン後の行方 2つの紛争と米中対立に注視
日本株 8月決算後の行方に注視
当初、日本企業は業績の上振れが期待されていましたが、地政学リスクに巻き込まれています。2018年時の下落トレンドの再来、あるいはリスク回避の受け皿として日本株の一人勝ちとなるか注視していきます。
現時点の日経平均株価は過熱感(25日騰落レシオ120超え)があります。明日(7/22)は米株の連れ安に伴う下落により正常な位置に株価が収まる見込みです。
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米中対立の激化必至 関税合戦の応酬
関税合戦が始まりました。中国は報復措置として高関税を表明、米国の半導体輸出規制に付随した規制強化を受けて半導体株が下落しています。2018年のトランプ相場(株式相場の下落)の再来リスクが進行しています。当時と異なり日本株がリスク回避の受け皿として上昇する可能性もあります。株式相場のトレンド転換に注目です。
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米中 関税合戦を受けて株価続落
中東紛争の節目 ネタニヤフ訪米予定
7/24、ネタニヤフ(イスラエル)は訪米します。トランプは休戦を要請しており、訪米に向けて休戦協定の進展が期待されます。中東情勢の不安定が物価高に拍車をかけます。今後の成り行きは海運株のチャートを先行指標にウォッチしていきます。
宇露戦争の展望 米撤退の不安リスク
トランプは自国第一主義のもと、各国の支援政策の打ち切りを表明しています。ウクライナ支援もそのひとつ、11/5米大統領に返り咲きとなれば宇露戦争からの撤退、ロシア優勢の戦局の悪化が実現するおそれがあります。中露の勢いが強まり、更なる地政学リスクの高まりに警戒です。