24.8.23日経IR・個人投資家フェア2024 1/2 会社説明会 強み&新事業/成長性/株主還元
1979 大気社 塗装分野にイノベーション(塗る⇨貼る:ドライ加飾)
清浄化されたクリーンな空調技術を強みとして3事業(半導体/蓄電池/塗装)を収益柱、特に塗装ではイノベーション(作業革新:塗る⇨貼る)により、脱炭素を達成、リーディングカンパニーの地位を確立します。
なお海外売上比率 約50%につき円高リスク懸念があります。
🏭主要3分野+新規事業
・ビル空調
⇨都心の再開発
・産業空調
⇨半導体、蓄電池向け工場、TSMC熊本受注
・塗装システム
⇨車載向け塗装代替のドライ加飾(貼る)確立
α植物プラント
⇨業務用&無農薬野菜をクリーン設備で収穫
配当でも魅力的、DOE(配当/自己資本)を採用、減配リスク無く、安定配当を目指します。
4091 日本酸素 社会インフラを事業基盤に安定成長
親会社は三菱ケミカル。医療&食品業界など産業インフラのバックオフィス、社会の縁の下の存在として安定した事業基盤を有しています。業界ポジションは世界4位&日本1位。サーモスを買収、魔法瓶の真空低温技術を酸素&窒素等のパイプラインに実装し強みへ昇華。
新規事業としてDAC(Direct Air Capture:空気中からCO2回収)を有する米企業(1PointFive)と酸素供給契約を締結、CO2排出をマイナスにするアプローチが先進的な試み。
持株会社(ホールディングス)体制へ移行、権限移譲に伴い競争力のある組織へ改編。非財務にも注力、人的資本(女性採用&管理職比率/障害者雇用)を強化し多様性に取組、なお通期業績は為替換算レート115円/ドルにつき上振れが期待されます。
1980 ダイダン AIテーマを追い風に成長期待
サブコン(ゼネコン下請け)として半導体工場向け高性能クリーンルームを有する空調設備に強み、国内の半導体関連の市場規模は10年(2020〜2030)で売上高3倍(5→15兆円)の成長性が追い風、先行投資として100人規模の人材採用、27.3期に2,600億円(25.3期 2,500億円)を長期ビジョンに掲げます。
加えて政策保有株の売却を計画、ROE10%以上(通常8%)を目標とします。株主還元に積極的、DOE4%(=ROE10%×配当性向40%)下限。
SDGsとしてZEB(ゼブ net Zero Energy Building)に着手、エネルギー収支ゼロのサステナブルな建物を追求します。
♻️強みの3分野+新規事業
・半導体工場(空気清浄の高性能クリーン部屋)
・車載向け蓄電池(水分除去のドライルーム)
・データセンター(サーバー放熱の冷却空調)
α再生医療分野(細胞加工機器&治験薬受託製造)
2日目 日経IR・個人投資家フェア2024
🧺去年2023年日経IR・個人投資家フェア2024 会社説明会
世界経済と米株市場の見通し 円高警戒
🇺🇸米国の景況感 景気減速vs利下げ
9/23ジャクソンホール、パウエル議長の利下げ展望、9/18FOMCは利下げを確実視されています。利下げの大きさが焦点、0.25 vs 0.5のいずれになるか注目です。11/5大統領選を節目に波乱が危惧されます。トランプ勝利となれば短期的には金融株、中小型株、オールドエコノミー(鉄鋼/エネルギー資源株)は上昇、テック株は下がります。中長期的にはトランプ相場⇨金融相場へ正常化されていきます。
世界経済はコモディティの視点では景気減速が示唆されます。6月天井の銅価格、原油の下落傾向は中国の景気減速&米国の原油増産に依ります。為替は9/12ECBの利下げが確実視、米利下げとともに円高懸念が高まります。
翻って日本の株式市場は海外勢の買越が継続、事業法人の買越から自社株買いも活発です。8/5暴落後の急騰は海外投資家&企業が牽引した形になります。来週の8月第2週、円高進行後の投資家主体別動向がトレンド転換を占う上で重要になります。加えて信託銀行の大きな買越、GPIF(年金ファンド)のリバランス買いがあれば上昇トレンドのサインとして買い場になります。
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