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24.12.25今年の株高3要素 資本効率化/利益率向上/エンタメ海外展開

2024年株高銘柄の特徴3選 利益率

 今年の株高銘柄の特徴は以下3点です。

・資本効率の改善(ROE10%目標)
⇨例:フジクラ/アシックス/リクルート
・利益率の向上(稼ぐ力/値上げ力/市場占有率)
⇨例:大林組/キューピー/ゼンショHD(すき家)
・エンタメの海外展開力
⇨例:サンリオ/東宝/ソニーG

 今後も高い利益率(=売上高営業利益率)は強みになります。値上げ力(稼ぐ力)のある企業は利益率を高めます。ニッチトップ(市場シェア大)やAI関連業種(電線/データセンター/サブコン)は有望株です。
 他にも損保会社は持ち合い株の売却益を先行投資(人的資本の強化)、加えて保険料の値上げが利益率の向上を見込めるため株高が期待されます。

年末商戦 堅調も生活必需品は節約志向

 今年の年末商戦はメリハリのある個人消費を特徴としています。自動車販売は鈍い一方で、百貨店の高級品は売れ行き好調、スーパー等の生活用品や食品は節約志向です。
 賃上げが個人消費を押し上げている反面、金利の利上げ&増税を差し引いた手取り換算では横ばいです。景気見通しは賃上げの継続に左右されるため、来年の春闘まで警戒です。

中国人の観光ビザ緩和 インバウンド飛躍

 来年は中国からのインバウンド数が急増します。特に中国人の富裕層向けビザは10年の有効期間を設定するため爆買いを喚起させます。今後も日中の友好ムードが経済的な恩恵をもたらします。背景に中国の米トランプ大統領の対中関税、脱中国を見据えた日本の囲い込みがあります。米中の狭間で日本経済は脱デフレを脱却する好機です。

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