上品な女性から手紙「をんなし」家宝の黒塗りの箱「ゆゑゆゑし」江戸時代から続く家柄の出身「ゆゑづく」必要以上に重々しく気取った態度「ゆゑだつ」ずうずうしい人「なめし」礼儀を欠いている人「なめげなり」桜のつぼみ「まだし」告白もしていないのに噂になる「まだきに」例年より早い降雪「まだきも」どんなイメージや意味が浮かんできますか。
上品な女性から手紙「をんなし」家宝の黒塗りの箱「ゆゑゆゑし」江戸時代から続く家柄の出身「ゆゑづく」必要以上に重々しく気取った態度「ゆゑだつ」ずうずうしい人「なめし」礼儀を欠いている人「なめげなり」桜のつぼみ「まだし」告白もしていないのに噂になる「まだきに」例年より早い降雪「まだきも」どんなイメージや意味が浮かんできますか。古文単語 その12
をんなし
→いただいたお礼の手紙の筆致は、しなやかで女性らしい感じで、をんなしと見える。
ゆゑゆゑし
→黒塗りの木箱から、いわれがありそうに、ゆゑゆゑしく取り出した刀には何か特別の、由緒、ゆゑがありそうだ。
何の理由、ゆゑもなく、立ち寄ったこの家も風格、風情があり、 ゆゑゆゑしく すばらしい。
ゆゑづく
→良い家柄の出身であり、趣味、教養が身についており、身につけている洋服、時計等も上品で情緒ありげな、ゆゑづいている感じがする。
ゆゑだつ
→そのハンサムな男に負けまいとして、風雅を愛する振りをして、もったいぶって、ゆゑだちて歩き回る。
なめし
→作法も礼儀もわからないのに、淡々となめらかに流すように、さーっとずうずうしく振る舞う人は、無礼だ、なめし。
特に言葉遣いの無礼な、なめき若者とは話したくない。
なめげなり
→相手への贈答品を失礼にならないように、なめげならず、整える。
まだし
→まだつぼみで未熟な、まだしき、感じがして桜が満開になる時期ではない様子、まだしき様子である。
まだきに
→誰にも話をしていないのに、まだ早いのに、まだきに、あの人に恋をしているという噂になっている。
まだきも
→秋になったら、海で知り合った彼からもう連絡が来なくなったのは、はやくも、 まだきも 私に飽きてしまったからか。