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作家でさえ、その才や感覚は大衆と一体化したのか?

小川哲「スメラミシング」を読んだが、コロナワクチン(mRNAワクチン)反対やノーマスクの人たちは、やはりこのようなアタオカ的キャラクター造形になるのか。結局、陰謀論に陥っている人たちになってしまうのかと、がっかりした。 主人公らが集うノーマスクデモの様子はこんなふうだ。 主人公が勤務するホテルの支配人は「反ワクチン」で「反マスク」だ。その描写はこう。 ひどい描写だと思う。まあ、こういう人たちがいることは否定しないし事実だけれど(実際にあった)、あまりにも類型的で色眼鏡的

    • 「専門家」を鑑定する専門家が必要な世の中になってしまったのであった

      いま話題の本を読む。Meiji Seika ファルマ社勤務の現役社員がmRNAワクチン、また今秋から接種が始まる世界初の自社製レプリコンワクチンに警鐘を鳴らす。 いかにmRNAワクチンが異例であり規格外のものだったのかが分かるので、こういう話題を「トンデモ」や「反ワク」や「アタオカ」や「陰謀」と決めつけないで、今まで関心がなかった層に是非読んでもらいたい本である(えらそー)。 さて、いろいろと言われているレプリコンである。知ったかぶりはしない。いや、しようと思ってもできな

      • マスク(イーロンは関係ない。雑貨の方のマスク)

        昨日、Ⅹでコメダ珈琲の店員全員がマスクをしていることについての投稿が物議をかもした。対策としてのマスクに反対している側からも批判が相次いだ。 マスク。地域差があるのかな。こちらはマスクをしている人が多い(ド田舎)。昨日は最高気温37度の猛暑日だけど、営業、出入り業者、ドライバー、事務員とマスクをしている人が多い。 私がよく行くスーパーや店での店員のマスクは続いているし、客のマスク率も(特に老人)高い。 もうマスクは個人の自由。したい人はすればいい。外せと言うのはおかしい

        • 他人ごとではないルワンダ虐殺と扇動ラジオ放送

          NHK「なぜ隣人を殺したか〜ルワンダ虐殺と煽動ラジオ放送〜」を観た。 支配、被支配の逆転。多数派、少数派問題。政府はフツ、ツチと身分証明書に民族名を記載することを徹底した。テレビ・新聞がなく唯一のメディアであるラジオは、ゴキブリどもを血祭りにあげようと扇動した。 私はこの番組を観て「コロナ禍」のことをどうしても思い出してしまう。 なぜなら、ツイッター(当時)でコロナワクチン非接種者を「ゴキブリ」と呼んだ人がいたからだ(医師)。 さらに反ワクチンはコロナに感染して死ぬと言

        作家でさえ、その才や感覚は大衆と一体化したのか?

        • 「専門家」を鑑定する専門家が必要な世の中になってしまったのであった

        • マスク(イーロンは関係ない。雑貨の方のマスク)

        • 他人ごとではないルワンダ虐殺と扇動ラジオ放送

          140文字になれた人はこんな長いものは読まない。私も読まない。

          私がSNSでやっているのはⅩ(それにしてもダサいネーミング)だけだ。その他はしていない(あ、あとこれもか)。 「コロナ禍」で行われた様々なことに疑問を感じていた。テレビ・新聞・雑誌・ネットはほぼ全てといっていいほど情報統制されていて、一方的な偏ったものしか流れてこなかった。 当時(今も)、自由に意見が言えたのはツイッターとニコニコ動画だけだったと思う。情報は玉石混交だったが、ずいぶん参考になったものもあった。 ものぐさな私にしては、けっこう一所懸命に発信したりコメントし

          140文字になれた人はこんな長いものは読まない。私も読まない。

          私たちはモノじゃない、けど男の頭の中ではモノになるというお話

          ⅩのTLやYouTubeにオリンピックのルックスの整った女性選手の画像や動画、あるいはお尻や胸を強調したようなものが上がってくることが多かった(いちいちそういうのを確認していたから余計そうだったかも)。アスリートの性的画像は社会問題になったことがあったけど、いっこうに改まる気配はない。 その他にも海外、あるいは国内の女優やアーティストだったりアイドルだったり、その他女性のいわゆるセクシー画像や動画もよく見かけるし、それに「いいね」がけっこう付いているのを目にする。おそらく、

          私たちはモノじゃない、けど男の頭の中ではモノになるというお話

          I'll be back(また来る)とお婆さんは言った

          整形外科に行ってきた。病院には極力行きたくないのだが、仕方あるまい(詳細省く)。 受付でマスクは? と聞かれた。私は「持っていません」と答えた。受付の女性が「ここは医療機関なので次回はマスクの着用をお願いします」と言った。私は「はい」と答えた(多分しない)。 3人掛けのソファーの真ん中が空いていたので座る。すると、右隣の70代と思われる女性がマスクを両手で押さえた。マスクを両手で押さえながら私の方をちらちらと見ている。 病院内でノーマスクは私ひとりだ。彼女にはきっと病原

          I'll be back(また来る)とお婆さんは言った

          令和6年の元日地震

          私はコロナワクチン反対派でマスク大嫌い派だ。まあ、いわゆる「反ワク」なのだろう。 旧Twitterで約4年弱、新型コロナウイルス、コロナワクチン、マスクについて情報収集、発信をしてきた。同じような価値観の人たちを応援し「いいね」やリツイートをしてきた。少数派だが、自分たちが正しいと思っていた。 2020年1月に最初の感染者が出てから、新型コロナを連日「恐怖の感染症」と煽りに煽ったメディア。それに加担した毎度おなじみの医師や専門家やコメンテーター。 日本は同調圧力に染まり

          令和6年の元日地震

          完璧な人間はいない

          ビリー・ワイルダー監督「お熱いのがお好き」(1959年)のラストシーンが好きだ。 女装したジャック・レモンに恋をした大富豪のおじさんがいてレモンに求婚する。レモンは結婚はできないとして色々な理由を言うけれど、おじさんは全然気にしない。最終的に降参したレモンは金髪のカツラをむしり取り「実は男なんだ」と言う。するとこの大富豪のおじさんはアッケラカンとこう言う。 「完璧な人間はいない」 Ⅹ(旧Twitter)のコロナ関連を見ていて、この「完璧な人間はいない」という言葉をよく思い

          完璧な人間はいない

          煽りぶり返し報道2連発

          TBS「報道特集 コロナ後遺症」とNHK「サタデーウォッチ9」が偶然か、「コロナ後遺症」を取り上げるのを見た。 なるほど、メディアは本気でコロナ恐怖をぶり返すつもりなんだなと思った。そしてワクチン接種に繋げたいんだなと思った。 「報道特集」 フェイスシールドにマスク姿wの医師が、発熱し来院した女性に陽性だと告げ「感染経路は?」と聞くと、女性は「ライブ行っちゃった」と、誰かさん(阿部なんとか)が泣いて喜びそうなことを言う。 次に30代男性も陽性を伝えられる。症状は「熱があ

          煽りぶり返し報道2連発

          あと4日

          XBB対応型ワクチン接種開始まであと4日とせまった。このワクチン、悪い話しか聞こえてこない。 その最中、同じmRNAワクチン反対派の一方から実名で発信するジャーナリストや研究者個人、匿名研究者や医師、あるいは後遺症患者の会等への批判があった(現在もある)。 これは批判の矛先が違いすぎやしないか。これをやっていても、mRNAワクチンの中止や接種者を減らす結果につながるとはとても思えない。こんなことをやっている場合だろうか。 批判する対象は売国政治家、強欲利権医師会や専門家

          あと4日

          時間泥棒

          Ⅹ(旧ツイッター)で疑問を感じ質問して相手が答えないと、しつこく不誠実だとか説明責任を果たさないとか逃げたとかいう人がいる。 人の時間は有限だ。仕事があるし家族や友人や恋人との時間もあるし趣味の時間もある。睡眠も大切。それらの時間を削ってまでなぜあなたの質問に答える義務があると思えるのだろうか。 質問者は一人ではない場合があるし、その一人一人がエンドレス状態で意見を言ってくるかもしれない。それら全てに対応するのは不可能だ。 質問すれば相手が答える義務があると思う人たちに

          時間泥棒

          日本の大手メディアにジャーナリストはいなかった

          映画「SHE SAID 」を観た。 映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインによる性的暴行を告発した2人の女性記者による回顧録を基に映画化した社会派ドラマ。「#MeToo」ムーブメントが世界へ広がる大きなきっかけのひとつとなった。 政治家や企業、権力者の不正を暴くのはやはりジャーナリストの力が大きい。権力者の不正を暴く映画ではウォーターゲート事件をテーマにした「大統領の陰謀」や「ペンタゴン・ペーパーズ」、カトリック教会のスキャンダルをテーマにした「スポットライト」など

          日本の大手メディアにジャーナリストはいなかった

          朱に交われば赤くなる

          「コロナ禍」、ツイッター(現Ⅹ)で新型コロナの恐怖を煽りワクチン接種やマスクを推奨していた人たち(いわゆる医クラ)は注目を集めフォロワー数を大幅に増やした。反対派が彼らを批判するときよく目にした言葉は 「あいつらは陰キャだったがコロナで注目を浴び承認欲求でおかしくなった」 というものだった。 確かに「コロナ禍」でなければ彼らのツイートなど、ほとんどの人は興味なかっただろう。 ところがこれは反対派にも言えることかもしれない。ワクチン接種やマスクに反対し、そもそもコロナは

          朱に交われば赤くなる

          「俺は正しい。なぜなら、いつも自分が間違えてるんじゃないかと思っているからだ」

          タイトルは落語家、立川談志の言葉。 私はコロナワクチンに反対だし、マスクやアルコール消毒等のいわゆる「感染症対策」は意味がないと思っている。 ちなみに私は医学の知識や科学的な知識はなーんにもない。 そんな私でも、新型コロナ(日本だけのネーミング)の毒性、マスクやmRNAワクチンの有効性は現実世界を見ていれば、おかしさに気づけた。はっきり言うと茶番劇だと思った。テレビや新聞でおなじみの「専門家」が言うことなんてこれっぽっちも信じられなかった。全員ペテン師に見えたし胡散臭か

          「俺は正しい。なぜなら、いつも自分が間違えてるんじゃないかと思っているからだ」

          與那覇 潤「歴史なき時代に」

          2023年6月、まだまだマスク着用率は高く、気温が30度を記録する日でも人々はまだマスクをしている。一人で歩いている人や自転車に乗っている人、一人で車を運転している人もマスクをしている。小さい子供や学校に通う子供達もマスクをしている子が多い。 この本の中に京都大学准教授、宮沢孝幸さんのことが出てくる。2020年3月28日、ツイッターでの発信のことだ。このツイートは爆発的に伸びリツイート数は11.1万、いいねは20.5万ついている。以下長いけど引用する(太字部分)。 まず、

          與那覇 潤「歴史なき時代に」