アホと戦った私のアホ戦記
頭に来てもアホとは戦うな！
という本を本屋でみつけた、目が合った。絶対に私を呼んでるそう思った。
何を隠そう、最近アホと戦いかけてしまった私。
そのおかげ（？）で人生が沼にハマりかけたの。
不眠→体調不良→気が滅入り→うつ寸前→心療内科まで行きました。
うん、上記４行でもう要約済んでいるので
これ以上読む必要もない話をこのあとつらつら書いてゆくんだけど
なるべく面白く読めるように書きますので
ではでは私のアホ戦記どうぞお楽しみください。
とか書いておいて
書き終わって気がついたんだけど
全然戦ってなかったw
アホが出てくるのはほんのちょっとw
正しい題名はアホ戦記（後記）な気がしてならないんだけど
もう・・・気にしないことにしたので気にしないで？
ではどうぞ。
おいおいマジかよレベルのアホが職場に登場
アホってこの本でいうアホって
・理解できない理由で足を引っ張ってくる人
みたいな人で、ちびまる子ちゃんの
やまだくんみたいなTHEアホ、ではない
という前置きで言ったらイメージしやすいかもしれないけれど・・・
いきなり職場に現れたのです
何してくると言えば
・二人きりの空間での挨拶無視
・聞こえる位のほどよい距離での私へのダメ出しを織り交ぜた噂話
・私がいないところでの陰口（こんなこと言われてましたよ、っていう外部のいらないアシストで判明する）
・仕事のやり方を教えてくれない
（自分の足で稼いだんで！とか言ってマニュアル残してないし、SNS で見つけたんでとか言って、マジかよ？みたいなレクチャーを真剣に繰り出してくる）
・私のプロジェクトには協力しないし興味もないw
なかなかの逸材、よくぞその感じで社会で生きてゆけてますねなんて思ったけど、なぜがお客様とはみんなと仲が良く謎なアホ。
でもさーその仲良しのお客様にも教えてあげたい。
あなたが今楽しそうに会社の愚痴とかあの人のことディスってますけど
あなたが帰って
また違う人が来たら
「あの人ここで無駄話して帰らなくてー仕事できなくてさーこっちはあなたみたいに暇じゃないって話なのにさー」
という話のネタになっているんですよ？
ディスられる人はリレー方式
ホットな話題は悪口や不平と不満
それを本音トークしよう‼︎とか言って
集まって話してる。
絵に描いたOLの給湯室
もはやOLなんて死語ですよ？みたいな感じですけど
不適切にも程があるの不適切側の人たち
そんな人が令和にもいたの
タイムスリップしてきてたのかな？もしかしたら
我慢・・・我慢・・・我慢・・・で迎える限界
ずっと気にはなってた
会社だし、仲間としてうまくやらなきゃって
あの手この手で歩み寄ってみたけれど
ある日この無駄な頑張りに身体と心がそろそろやめろと悲鳴をあげ始める
朝起きられないから始まって
手が震える、身体の力が入らない
一番びっくりだったのは
車で走ってて、知らないところにいるの「どこ、ここ？」って
考え事しながら運転してて目的地がわからなくなって
はっと気がつくと何でこんな所にっていうのが
何回も起きて
いよいよやばいと思いだして
やっぱあそこしかない？
えー？嫌だなー！でもあそこですよね？
ですよねーと
イヤイヤ検索した
心療内科。
自分は大学の時に
臨床心理学を学んで、心理カウンセラーになろうとしてたくせに
自分が患者になることにめーっちゃ抵抗していたw
そこまで落ちていない
まだ平気な（正常な）人だと思う
思っていたい
じゃあ心理的にダウンした人を差別しているのかと言ったら
それはないんだけど
自分だけは！！という謎のプライドと
自分だけは！！という謎の自信
でもね
夜も寝れないし
昼もヤバくなってきたしで
寝れない夜の
有効活用でネットサーフィン
ブンブン波に乗って
病院の検索をしまくること数時間・・・
キミに決めた！的に病院をロックオン
決めては・・・
心療内科以外の科目もあって
風邪のフリして待合室に居られるから・・・
いやいや、お前の事なんて誰もみてないよって
今の私なら思うけどさ
世界の悲劇のヒロインのMAXな負を
一点に集めたような
オラに元気を元気玉ーー
の逆みたいな
そんな状況の私は
周りからの刺激に非常に敏感で
隠れたい気分だったの
そんなものないから
診察の順番がきまして・・・
「今日はどうしましたか？」っていう
お決まりのスタート
「あの・・・」って言葉よりも先に
流れ出る涙と鼻水
自分でもびっくりした
溢れ出るという表現がピッタリ
私のしてたマスクは
外側で涙を受け止めて
内側からは鼻水を受け止めて
そりゃー大変だったと思う
先生が慣れた感じで
ボックスごとティッシュをくれ
ひとまずひと泣きして
落ち着いてから
私はぽつりぽつり話し始めた
中盤で
「その線を超えちゃいけない、それを超えるとおかしくなりそうな
そんな境界線が見えるんです。このままだとその線を超えちゃう」
というような内容の話をしたら
先生はさわやかに笑って
鼻から息をフーンと出して
カラリといった
「そんなものないから」と
！！！！！！！！
ん？
あれ？なんかさ？
思ってた反応と違う
ワタシ心理ベンキョーシテマス
一番シチャダメ教ワッタ
否定
ワレ、受け止める事もせずに否定するとは
何事じゃボケー
と頭の中で色んな登場人物がグルングルンして
はたっと正気になった
本当にないの？と。
そして聞いてみた。
ないの？と
冷静に返ってきた
ないよ（再）と
スコールのような勢いで泣いて
頭と気持ちがスッキリしたのも手伝って
ないなら（私）大丈夫か・・・と
謎に大丈夫の方におおかじいっぱいきれた
人生初めての心療内科アタックは
うつという診断もなく
ないなら大丈夫かという
謎の着地で有耶無耶に終わった
でも、不眠がうつの入り口だから眠れるお薬を出しておくねって処方され
終わり際先生に
「他に気になることある？」と聞かれたので
ふと気になった事を聞いてみた
「私の兄弟って病院に行っていないから不明だけど、今で言う発達障害とか何か病名がつきそうな気がしているんです、母も家が片付けられなくて物凄いことになっているし、私の息子も発達障害と診断されていて・・・」
「でね、オセロ的に考えたら・・・・
私も黒じゃないかって思うの！先生どう思う？だってね、息子の保育園のお迎え忘れたことがあるの、、、、2回も」
完全にアホが登場していたうつの相談は消え去り
先生が言い出したのは
ADHDっぽいね・・・
検査してみようかと
検査で分かるニューワールド
はーい！
検査しました。
その結果が出るまでの数日の
眠れるお薬の威力ったら
めっちゃすごい！
飲んだら寝れて
寝れたらめっちゃ昼間元気ネ！
化粧もどんどん濃くなって
根っからの気の強さも復活アルネ！
そんなルンルンで向かった検査結果は・・・
「バッチしADHD」と言われ
40年、この人生の40年・・・
うっかりしすぎていた私の人生に
だからかーと言う
晴れ間が現れて
同時に
この40年これをただのうっかりで片付けられていたのは
きっとフォローしてくれていた人たちがいたからなんだと
感謝で涙が出てきた
でもねすぐ止む
先生の次の一言で
「IQも平均より高いね」
「何ですと！？」
「もう一回言って」
「何ならずっと言って」
「でも待って、勉強が、勉強がもっとできていいはずじゃないか」
「英語の論文ちんぷんかんぷんで大学院の試験落ちて、本当は先生と同じ臨床心理士になりたかったのに、落ちたからなれていないんだぞ」
「おかしい、頭がいいなんて感じたことないけど！？」
と、驚き&喜びから一転
ちょっと待ちなさいよ
私の今までの人生
IQ高いならおかしいじゃない
あれもこれも頭がいいならできるはずで
とまくしたててたら
IQってお勉強ができるだけの物差しじゃないから
って言われ
えーなんか納得できないけどとぶつぶついいながら・・・
でもIQよりも
自分がADHDと言う特性だと分かっただけでも
非常によかった
アホに感謝
この人生最大級に嫌な役で
足ばっかり引っ張る
そんなアホとの遭遇で
私はうつの入り口にたち
このドアを開けたら、そして入ったら
うつになるんだ
もう人生終わるんだ
そんな心理的な極限まで
このアホが追い込んでくれて
もう明日も会社に行かなくちゃなんて・・・
行きたくない・・・
あぁ目の前のドア開いたわ
超えちゃいけない一線を超え
超え、超えたよね？
あれ？これ何？
一線の先に待ち構えてたのは
ADHD？
「あっれー？やっと気がついた？40年気が付かないから
もう死ぬまで『私ってうっかりさんだから』とか言って
うまくかわして生きてゆくと思ってたよー」
と馴れ馴れしく肩を叩いてくる
未知との遭遇
いや未知じゃない
こいつ知っている
今までの
あんなうっかりやこんなうっかり
説明が最初の２工程くらいしか頭に入らないのもこいやつのせい
人の話も全く何言っているかわからなくなってしまうのも
話題が飛びまくって何言っているかわからないと言われてしまったのも
いつまでも新人のように手がかかると事務さんに笑われたのも
おのれか
おのれが
わたしだからか。と
うつの入り口かと思ってたのは違って
自己受容＆理解すると言う
ハローニューミーな世界だった
アホとはその後は私が仕事を辞め
会うことがなくなり
引っ越しもして
関係も一切なくなり
終わった
最後に・・・
アホとの一件でADHDに行き着いた私ですが
今回の事で一番体感したことは
睡眠がマジ大事
と言う事。
不眠がうつの入り口という先生の言葉があったけれど
じゃあ寝れてれば大抵は跳ね除けられるのかも！？
なので
睡眠をマジで大事にしてほしいでっす！