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「コロンブスの卵」的ヨガポーズ攻略法(16)ヨガポーズ 脱力する?張りを作る?

アーサナ(ヨガのポーズ)は、安定していて、なおかつ、
ゆったりしたものでなければならない。
アーサナの確率は、努力がやみ、無限への瞑想によって得られる。

『現代人のためのヨーガ・スートラ』グレゴール・メーレ

ヨガのクラスで
「不必要な力に気がついたら、少しずつ少しずつ、抜いていきましょう」
という先生のインストラクションで、
「あっ!力、入ってる!」
と気がつくことがあります。

けれども、
難しいバランスポーズや筋力がものをいうポーズでは、
思いのほか力が入ってしまったりします。

例えば、このブジャピダ・アーサナ。
腕に、脚を巻き付けてから
脚をクロスします。
あごを床に着けに行きます。

力を抜いたら、崩れ落ちてしまう・・・

ブジャピダ・アーサナ


ヨガのポーズをとるときは、脱力して、ゆるゆるしていた方がいいのでしょうか?

大量の水をビニール袋に入れてそのまま持つのと、
それをダンボールに持つ、
どっちが持ちやすいでしょうか?
 

 ーダンボールに入れたほうが、だんぜん持ちやすい!

では、
ベロンベロンに酔っ払った人や
ぐっすり寝てしまった子どもは
どうでしょうか?

本当に重いですよね!
意識があって
つかまっててもらった方が運びやすいでしょう。


身体は、力が働いて、ピンと張っている方が扱いやすい。

力が抜けてしまうと、関節ごとの「遊び」が、ぐにゃぐにゃして扱いづらいのです。

大切なのは、
自由にするところ(動かすところ)と動かさないところ(固めるところ)
を知って、使い分けること!

使う関節のみゆるめて、
あとはピンと張っておく。
そのほうが身体を扱いやすいのです。



たとえば、ヘッドスタンドでは、肘でしっかり床を押して土台を固め、膝はまっすぐにしておきます。

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