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ありがたい結果と今後のこと

3月末に手術を受け、先週の金曜、術後初めての検診と病理検査の結果を聞きに病院に行った。

術後の回復も順調、肝心の病理検査でも悪性のものは見つからなかった。
私にとっては、ベストな結果だった。
…と、淡々と書いてみたが、やはり安堵の気持ちでいっぱいになった。この数ヶ月、落ち着かない毎日だったし、何をしても心から楽しめることはなかった。

主治医の先生にお礼を伝え、会計を済まし、外に出た。病院は、山の上にあり、最寄り駅までは、急な坂道をひたすら下らなくてはならない。
新緑のキラキラした風景を目にしながら、坂道をどんどん下る。まだまだ、術後の体力低下はあるものの、どこまでも歩けそうなくらい足取りは軽い。

坂道を下りながら色んなことを考えた。もちろん、大きな荷が降りた、と嬉しく思ったが、同時に、今回の結果は自分の努力や手柄によるものではないな、と思った。

今回、手術を2回と、色んな検査も受けたが、私がしたことと言えば、食事キチンと摂り、よく眠ること。
あとは、スケジュールを決め、ひたすらジッと待つことだけだった。

一方で、病院の方々、家族、友人達がさまざまな働きを分担してくれたことで、私の運命がぐるぐる良い方向に回っていった気がしてならない。
自力でゴールしたような達成感はなく、
周囲がリレーのように運転してくれる乗り物に乗っかっていたら、良い場所に辿り着いたなーというような気持ちだ。

今後、私はますます元気になって、仕事をして、乗り物が必要な人がいたら、サッと運転できるような人になりたいと思った。

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