はっぱ

はっぱ、と申します。 木の葉のように、ひらひら、ざわさわ、ゆらゆら、生きています🍃

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最近の記事

ありがたい結果と今後のこと

3月末に手術を受け、先週の金曜、術後初めての検診と病理検査の結果を聞きに病院に行った。 術後の回復も順調、肝心の病理検査でも悪性のものは見つからなかった。 私にとっては、ベストな結果だった。 …と、淡々と書いてみたが、やはり安堵の気持ちでいっぱいになった。この数ヶ月、落ち着かない毎日だったし、何をしても心から楽しめることはなかった。 主治医の先生にお礼を伝え、会計を済まし、外に出た。病院は、山の上にあり、最寄り駅までは、急な坂道をひたすら下らなくてはならない。 新緑のキラ

    • かわいそうに、と言われたこと

      手術のため、4泊5日の入院をした。 数名の看護師さんにお世話になったが、本当によくしていただいた。ここで、病院名を言ってまわりたいくらいだ…。 特にありがたいと思ったのは、看護師さん達の言葉がさりげないことだった。マニュアル的なわざとらしさのない、素直で優しい声掛けに、緊張もずいぶん和らいだ。 その中でも、特に心に残った言葉があった。 手術の後、麻酔のよく効く私は、なかなか目が覚めず、異常な寒気(全身麻酔あるあるらしい)で自分の歯が、ガチガチ鳴る音により、意識を取り戻

      • 最近の取り組み

        この数ヶ月というもの、なかなかの激動の日々が続いている。退職をし、転職活動をしようとしたとたん、病気が見つかり、手術を数日後に控えている。 手術を待つ間に、体調を整え、家族と対話し、転職活動し、自分なりに順序立てて、事にあたっているつもりではある。 これがスポーツなら、自分が監督となり、采配をし、挙げ句の果てには自身が試合に出なきゃいけない…みたいな感じかもしれない。 ジタバタしても仕方がない。自分同士が話し合って色んなことを決めていく。 だからこそ、周囲の人たちのありがたみ

        • 祖母のホットサンド

          亡き祖母は大正生まれで、私が進学で実家を離れるまで同居していた。 多感な時期を東京で過ごしたという祖母の作る和食は、関西育ちの私の味覚には、少し合わない気がした。 そもそも祖母は、和食より洋食が好きだったようにも思う。 私が、小学生だった頃、祖母は、週末の朝ごはんに、よくホットサンドを作ってくれた。 キャベツの柔らかい葉の部分とハムを細く刻んでカレー粉で炒めたものに、ウスターソースを絡め、それをこんがり焼いた4ツ切りのパンに切り目を入れて、挟み込んでくれるのだ。 私は、いつも

        ありがたい結果と今後のこと

          親孝行のつもりだったけど…

          母とは、離れて暮らしており、日帰りでは行けない距離のため、毎日、電話をかけることにしている。 私は、相槌のみでほとんど母の話を聞いていることが多い。 母は、切り際いつも、「〇〇(私の名前)の話は何も聞かず、自分のことばかり話してしまった。聞いてくれてありがとう」と言う。ご清聴ありがとう、と言ったところであろうか。 母は既に70代半ばとなり、ありがたいことに元気だが、少し耳が遠くなってきた。 10年前に夫を亡くし、一人暮らし。さすがに守ってやらねば…と思う。親孝行とはなんぞや、

          親孝行のつもりだったけど…

          ANDO GALLERY/葛西薫カレンダー

          なんだかんだで、7年間毎年、このカレンダーを使っています。別のかわいいイラスト付きのカレンダーを買ってみたものの、結局、こちらを買い直した、なんて年もありました。 なぜ好きか…と問われると、スッキリと見やすくはありますが、何が決めてかは、自分でもよくわかっておりませんでした。 改めてその理由を考えると、このカレンダーの雰囲気、攻撃的なところは一切なく、曖昧でホワッとしたところが好きなんだと思います。 白い壁紙の我が家に、このカレンダーを掛けると、部屋が優しく守られているよ

          ANDO GALLERY/葛西薫カレンダー

          海の天辺/くらもちふさこ

          「うみのてっぺん」と読みます。私の中の少女のイメージ=中学3年生の主人公、シーナです。 このマンガを初めて読んだのは、10代の頃でしたが、読んでる時は、いつも自分がシーナになっているかのような気持ちになることができました。それは今も変わりません。 学校の先生に恋をする、10代の女の子の恋愛マンガではあるのだけど、そこには、オトナの人生の縮図というか、苦悩のようなものがベースにあり、どうしようもない苦しさや現実、ただただ、ハッピーなだけじゃないんだぞ、ということが、子供なが

          海の天辺/くらもちふさこ