私が病院ではなく「助産院」で出産したいワケ。あかりのマタニティ日記vol.5
突然ですが、私はとりあかりは、病院ではなく助産院で出産したいと思っています!
それは何故か?!
今回は、私がそう考えたきっかけと想いについて、綴っていきます♪
産まれた環境が人格を形成する
一般的に妊娠が分かったら、
産婦人科を受診→分娩予約→出産を迎える
という流れになります。
病院での出産が一般的となった今、
「助産院で産もう」と考える人は少数派だと思います。
私も助産院で出産するなんて、考えたこともありませんでした。
むしろ「助産院」という存在すら、認識していませんでした。
この本に出会うまでは。
「プライマル・ヘルス 健康の起源 お産に関わるすべての人へ」ミシェル・オダン著
この本にはこう書いてありました。
「産まれた直後に母親と引き離されて新生児室に入れられた赤ん坊は、いくら泣いて訴えても誰も手を差し伸べてくれない絶望感を味わう。それがその子の人格に、大きな影を落とす可能性がある。」
赤ちゃんは話すことができない代わりに、泣くことで助けを求めます。
お母さんが近くにいれば、その声はすぐに受け止めてもらうことができ、
「私は愛されている。助けてくれる人がいる」
という安心感に繋がります。
それがその子の“自己肯定感”に大きく関係してくるというのです。
出産の環境次第で、我が子の一生を左右するかもしれない…!
環境を整えるしか選択肢はない!!
そう考えた私は、勤めている漢方薬局のご縁もあり「助産院での出産」という選択肢にたどり着いたのです。
病院と助産院の違い
私が出産する予定の助産院では、入院中は母子同室で24時間一緒に過ごします。
もちろんケースバイケースで、母親の消耗が激しい場合は助産師さんがフォローしてくれます。
見学に行った時、入院するお部屋のベッドの上に小さな小さなベッドがお母さんの枕と並んで置いてあるのを見て、それだけでなんだかウキウキしちゃいました♪
ちなみに出産もその部屋でします。
分娩室が別にあるのではなく、普通のお部屋で産むのです。
本当に、産まれる前から産まれた後も、ずっと一緒にいられるんですね。
もちろん病院でも、カンガルーケア(産まれてすぐに母親に抱かせる)や母子同室を取り入れ、母子の絆を形成する取り組みがなされているところもあるようです。
それでも「夜間は授乳を3時間おきにするから」「母親の体力回復のために」といった理由で離されてしまうケースも多いようです。
「退院したら夜泣きで大変だから、入院中くらいは看護師さんに面倒みてもらって、ゆっくり過ごしましょう」
というような話もよくききます。
確かにそれも大切なことなのかもしれませんが、私は出産直後の数日間という、二度と来ない大切な時間を、可能な限り赤ちゃんと一緒に過ごしたい。
そして陣痛促進剤や鉗子などを使わない、自然なお産がしたい。
そう思って、助産院での出産を選びました。
ちなみに、出産する部屋は木の温もりが感じられる、安心感のある空間。
お産の時は少し部屋を薄暗くするそうです。
私は経験したことがありませんが、病院の分娩室では分娩台に乗り、蛍光灯で煌々と照らされた環境で出産します。
まさに“医療のど真ん中”といった雰囲気で、そこで出産することに違和感を覚える方も多いそうです。
赤ちゃんも、居心地の良かったお母さんのお腹の中から、急に明るい場所に出てくるとびっくりして怖がってしまうそうです。
それで突然離れ離れにされたら、そりゃあ不安で仕方なくなりますよね。
自然な出産には、体と心の準備が大切!
ただし、助産院には医者がいないため医療行為がほぼできません。
喘息や高血圧などの既往歴のある人や高齢出産の方は、出産時のリスクを伴うため基本的に受け入れることができないようです。
その基準をクリアし、助産院で産みましょう!となった方も、そこからが本番。
出産に向けて最も大切なのは「体と心の準備」です!
病院ではその辺りのことはどのくらい指導してもらえるのでしょうか?
私は助産院と提携しているクリニックに何度か健診で伺いましたが、そういった話はほぼきいたことがありません。
血液、尿検査をして、エコーで覗いて、数分間の問診をして、終わりです。
普段の生活でどうしたらいいか、というのは個人の興味と努力にお任せの印象。
それに比べて助産院では、1人1時間かけてじっくり体の状態を診てくれます。
痛みや冷えが出やすい腰〜下半身のマッサージなどをしながら、体の偏りや冷え、むくみの状態をチェックしてくれます。
時間がたっぷりあるので些細なことも気軽に話せて、それが困っていたことの解決の糸口になったりします。
その他にも講座が充実しています。
体づくりの講座ももちろん、私が素晴らしいなと思ったのは、「心」についての講座もあること。
体だけでなく、心の準備も妊婦さんには不可欠です。
(心の準備に関してはまた別の記事で!)
講座は少人数制で他の妊婦さんもいるので、その方たちの考え方をきくのもとっても勉強になりますね〜!
こうしたフォローをしてくれる助産院は、二人三脚でがんばってくれる仲間のよう。
とっても心強いですね♪
自然なお産に挑戦したい!
私は運良く大きな病気もすることなく、健康にここまで過ごしてくることができました。
そして漢方薬局のご縁で教えていただいたあの本から、“助産院での出産”ということを知りました。
病院での出産と助産院での出産。
自分やお腹のぱくちゃんにどんな影響が出るのか、どちらが正解なのかは分かりません。
ただ、こうして出会えた出産の形にぜひ挑戦してみたいと思っています!
何事も経験ですから♪
今回が初めての出産なので、もちろん怖い気持ちもあります。
怖さ半分、楽しみ半分。といったところですね。
驚くべきことに自然な出産をされた方は、「出産が気持ちよかった」という方も多いそうですよ…!
自然な出産には体力が不可欠!
体によい食事を摂り、適度に運動し、怯えることなく笑って過ごしていれば、きっと大丈夫と信じています。
コロナで日々刻々と状況が変化する大変な時期ではありますが、お腹のぱくちゃんのために、日々を大切に過ごしていきたいと思います!
今お腹に命を宿している妊婦仲間の皆さん。
一緒に乗り越えてゆきましょうね!!
そして幸せな出産、子育てができますように。