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読者の心に届く言葉にするためのコツは、文脈にあった等身大の言葉を選ぶこと-語彙力を鍛えるトレーニング-
私は考えていることを上手く伝えられない、もどかしさに駆られている事がよくある。いわゆる口下手というやつで、直感的に感じた事を相手に誤解を招かないように言葉を選んで話すが、ニュアンスに対して使う言葉は誤っていないだろうかと話した後に不安に思う事がしばしばある。
そんな現状を少しでも良くしたいと思い、石黒 圭著の「語彙力を鍛える」という本を読んでみた。この本は、語彙というものの中身を知ったうえで、語
中央線の不思議-あの直線ルートはこうしてできた-
上京したての頃、地図を見た時、利用する中央線、総武線がまっすぐ敷かれていた事に疑問を抱いた。
「色んな建造物や歴史があるのになぜ主要都市にまっすぐ線路を敷けたの?」
その時に出会った「JR中央沿線なぞ解き地図」という本がすごく面白かったのでぜひ紹介させていただきたい。
まるで定規で線をひいたかのように直線に敷かれて走る中央線。路線図を広げたときに、立川〜中野間の線路がまっすぐ伸びていること
「1984年」を読み終えての呟き
1984年を読んだ時、すごい衝撃を受けた。特に、愛情省にて拷問(本書でいう治療)を受ける主人公が、オブライエンと対峙し、二重思考の本質に触れる部分が印象的だった。今日、流れてくる情報を対して受け身的になる姿勢を気をつけなければならないと思った事と、自身で思考せず、流される人が増えその先の社会で起こり得るものが何なのか、気付かされた気がする。
「虞美人草」を読み終えて考えたこと
先日、漸く虞美人草を読み終えた。
読み始めは、格調高い漢文調に慣れず緊張が続くことに手間取ったが、中盤にかかると、文章の面白味を味わうことができ、振り返るとあっという間だった。
読み進めていく中で、真っ直ぐに響くフレーズがあった。
個人的にこの台詞が凄く刺さった。
こんなに真っ直ぐに響くフレーズはあるだろうか。個人的にこの台詞を読んで、どこか救われた気さえしている。
なぜこんなに響いたのかと
私は「アルジャーノンに花束を」を1回しか読んだ事ない。読み返したいのだが、読み通した後に感じたダメージが大きくて、そのタイミングを測っている気がする。ただふとした時に主人公の行動や終盤にかけての言動を思い出す事があって、自分なりに考察する事があるので凄く影響受けた本なのだと思う。