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【子どものお金の教育】小1起業家_第4回虫博士の昆虫ツアー!


自分の得意でお金を稼ぐ経験を。
第4回虫博士の昆虫ツアーを開催しました。

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↑博士と母でCanvaを使って作成。写真のチョイス・配置は博士にて。
 写真が多すぎて見えにくい・・デザインセンスは勉強がまだまだ必要ね。
 でも虫への愛と圧を感じます。笑

今まで100円(虫網・虫かご入れた場合は400円)で
実施していましたが
今回はなんと1000円・・・!!!

▼第一回のレポートはこちら

博士も慣れてきたこと、
稀少性の高いサービスであること、
アプリの担当者さんから価格上げることを勧められたこと、
などを考え、強気の価格設定しました。

今回からとあるプラットフォームを使っての決済対応に。
参加者は3家族。

さて、当日のレポートです。

当日朝の準備

プロデューサー(私)の役割は、集客・事務連絡などなど。

当日の流れは全て博士にお任せです。

朝せっせと皆さんへのご挨拶を書いていました。

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公園はどう回るの?と聞くと、
行ってみて考えるーとのこと。
博士、小慣れてきています。

公園に到着

無事参加者の方とも合流でき、
昆虫ツアー開催です。

【タイムスケジュール】
10:30〜10:50   博士よりご挨拶・自己紹介
10:50〜12:20    公園を探索
12:20〜12:30    終わりの挨拶・解散

まずは博士のご挨拶。
朝考えたカンペを読みながらご挨拶をします。

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そしてその後はクイズ!
初対面の子どもたちですが
楽しそうに博士の出したクイズを考えます。

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…みなさんわかりますか?
足のところに耳がある虫・・・?


答えはコオロギ。
コオロギって足に耳があるんですね・・・
大人たちも「えーーー!」とびっくり。

クイズのおかげで場はあったまりました。
その後子どもたちの自己紹介をして、
いよいよ昆虫ツアーに出発です!

昆虫ツアーに出発


「ではお父さんお母さんと手を繋いで、一列に並んでくださ〜い」

とガイドさんになりきる博士。

「はい!この木は何でしょうか?」
「答えはクヌギの木です。
 縦に筋が入っていて、葉っぱがギザギザしているが特徴です」
「夏になるとカブトムシやクワガタがやってきます」

と、木の説明をしながら公園内を歩いていきます。

クヌギ、コナラ、イチョウ、シラカシ、スダジイ・・・など
木の特徴もばっちり覚えている博士。

どの木にどんな虫が来るかも博士の頭の中には全て入っています。

そして色々な虫をGETできました。
GETした虫は、お友達の虫かごに入れてあげます。

▼アカスジキンカメムシ。臭いとか博士レベルになると気にしません。

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▼クビキリギス。

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▼君の名は…博士も知らない何かの幼虫。

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▼カマキリの卵。

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▼イチモンジチョウ。スッと一振りでGET。

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▼コオロギ

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▼マツムシ。チンチロチンチロチンチロリンと鳴くやつです。
(鳴声は聞けなかった・・)

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秋になり虫はもういないかと思いましたが
秋ならではの虫がたくさん獲れました!

尚、写真の虫は全て博士が教えてくれました。
動く昆虫図鑑です。

途中大人同士が話に夢中になっていると
「そこの大人たち!ちゃんと子どもたちと手を繋いでください!」と
しっかり怒られました。

ツアー中、トラブル発生!


博士がオサムシを捕まえようとしたところ、
博士のほっぺたにオサムシの毒液が・・!
なんとこの毒液は目に入ると危ないようです。
かかると痛いらしく、
「いてててて・・・・」と博士が痛がっていました。

▼真ん中の黒いのがオサムシ。死んだ動物を食べて森を綺麗にしてくれる「森のお掃除屋さん」と呼ばれる大切な虫。

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スズメバチのような大きな蜂も1-2回飛んできました。

自然相手なので、
怪我には気をつけないといけないですね。

2時間公園を歩き回る。そして最後のご挨拶

結局2時間ほど公園内を休憩もせずに歩き回り
親たちも疲労困憊・・・。

▼木の根元をガサゴソ
(みなさん気づきました?この日は11月。博士は半袖半ズボン・・)

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▼4兄弟のように森の中を列になってどんどん進みます

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博士も疲れたのか
「最後の挨拶考えてない〜」とちょっと終わりはグダグダ。

なんとか最後ご挨拶をして、昆虫ツアーは無事終了しました!


終わってからの子どもたちの変化


昆虫ツアーは終了ですが、
今回は私のお友達に参加いただいたので、
午後もそのまま少し公園で遊んでいました。

ちょっと上のお兄ちゃんが博士となって
色々教えている姿に、刺激を受けたのでしょう。
一人の子は「僕もツアーやるー!」と言い始めました。

また、虫が苦手な子が、
捕まえたクビキリギスを
ジーーーーーーっと眺めていました。

(このフォルム、かわいすぎる・・・・)

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その横で、博士は2時間どんぐりをずっと集めていました。笑
学校でどんぐりを集めて図工で使うらしく
まさかの大量のどんぐり収集。
博士の没頭力、おそるべし。


▼学校で測ってもらったら、4.5キロあったらしい

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お家で収支計算


そして博士のお待ちかね。収支計算です。
(目がギラギラしていた・・・) 

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【収支計算】
売上 3000円
レンタル用の虫網 -600円(ママが代理購入)
利益 2400円
業務委託費 利益の50%  1200円
博士のお小遣い 1200円

小一にして1200円を自分の力で得た博士。

その1200円と以前の昆虫ツアーの利益で
今100均で買った虫網が壊れかけているので、
大きな虫網を買いたい!ということで、
Amazonで大きな網をポチりしました。

疲れてしまって話せませんでしたが、
網が届いたら「お金の使い方」の話をするつもりです。

この網を買ったことは「投資」
お金には「消費」「浪費」「投資」の使い方がある。

「消費」は、生きていくのに必要なものを買うこと。
お腹が減ったからパンを買う・・は消費。

「浪費」は、それを買って嬉しい!で終わってしまって、
自分をよくしないもの。ガチャガチャは浪費。
この間おばあちゃんにやらせてもらったガチャガチャのおもちゃ、
どこにある?大切にしてないよね。
あのおもちゃはあなたの「欲しい!」という気持ちを満たしただけで
あなたのためには何もなってない。これが浪費。
(ガチャガチャが嫌いすぎて手厳しいw)

そして「投資」は、
それを買うことで自分がよくなるもの。

その網でたくさん虫を採ることでもっとすごい虫博士になれるよね。
「虫を採るのが上手な博士」とみんなに思われて、
また昆虫ツアーに来たい!と思ってもらえるかもしれないね。
「楽しい」だけじゃなくて
自分がもっとすごくなれることにお金を使うことが
「投資」だよ。

だから昆虫ツアーで得たお金は大切なお金だから、
「投資」に使おうね。

うまく理解できるかはわかりませんが
なんども伝えることから始まると思っています。

参加者のお子さんの感想

お子さんたちからはこんな感想をいただいています。

保育園で自慢する、博士すごい
また今日できたお友達と遊びたい
楽しかったー!!

そして嬉しいご報告。
博士が教えてあげた木の裏チェックをしてくれているとのこと。


大人の皆さんの感想

とにかく虫博士がすごかった!幼虫やサナギでも何の虫かすぐ当てる、エサや毒の解説、また木の種類にも詳しいので一緒に着いていくだけで勉強になります。ツアーに向けての準備も博士自ら行い、
みんなに楽しんでもらいたいというホスピタリティを強く感じました。
親である私は虫が苦手であまり虫に触れる機会がないため、息子は博士と一緒に虫を追っかけたことはとても楽しかったようです♪
私自身も他のお母さんお父さんと自然の中でリフレッシュしながらお話しできてとても楽しかったです。



「任せる」は子供を成長させる


この昆虫ツアーは第4回となりますが
回を重ねるごとに博士は成長しています。

自分が主催のツアーだ、お金をもらっているんだ、
という責任感が少しずつ醸成されてきていると感じています。


どうしたら楽しんでもらえるのか?と事前準備したり
当日もみんなを頼もしくガイドしたり、
大人たちが話に夢中になっていると
「大人たち!ちゃんと子どもたちと手を繋いで!!(怒)」と
怒られたり。笑

「任せる」ことで
子どもは自分で考えて成長する。

自分で考えて自分で行動する。
これは大人になって必須スキルです。
けど、大人になってもできてないない人がいるのも事実。
この経験を小さいうちから繰り返すことで
染み込ませてあげたい。
特に日本の学校はこの「自分で考える」というカリキュラムになっていないため、思考停止にならないよう、
自分の頭で考えさせる機会を
親として提供していこうと思います。

子どもが子どもに教えるっていい

大人が教えるとどうしても押し付けになってしまいがち。

けれど、自分と近しい子どもが何かをしている姿は
とても刺激になる。

自分もツアーをやる!と自分の知識を伝えようとする子、
虫が苦手だけど、興味を持ち始めた子、
虫が好きで、博士に負けじといろんな虫を探して博士に伝えてくれる子、
参加者みんなが、
お兄ちゃん博士に刺激を受けて、
いろんな行動をしていました。

もっとこの「教え合い」が広まれば
たくさんの刺激を受けて
子どもたちの心が豊かになるなと思います。


子どもはもともと自己効力感が高い


子どもたちを見ていて思ったのは
みんな「俺、すげーだろ」と思っているということ。笑

みんな自分の持っている図鑑を「すごいだろ」と自慢したり
「俺この虫捕まえたことある」など、
可愛くマウントの取り合いをしていました。笑

みんな自分はすごいと思っている。
けれどいつしか、他人と比較され、できないことを指摘され、
できることは否定され、どんどん自信がなくなっていく。
日本人は自信がないと言われていますが、
子どもの頃はそんなことはない。

子供はもともと自己効力感(=おれはできる!)が高い。
それをどんどん減らしていってしまうんだと思います。

だからこそ、減らさないように、担保できるように、
まずは親が働きかけてあげることが大切だと思います。


おわり

虫博士の昆虫ツアー、無事第4回が終了しました。
そろそろ虫たちも冬眠し始め、いなくなる頃。
もしかしたら11月にもう一度だけ年内最後にやるかもしれません!

ぜひ参加したい!という方は、
コメント・TwitterやインスタDM、ラジオへのコメント・・等
ご連絡ください🎶

自分の得意で稼ぐ経験を。
これからもお金の教育を試行錯誤しながらやっていきたいと思います!

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たけかお(竹澤かお) Voicyパーソナリティ・後天的ポジティブトレーナー・虫育児ワーママ
サポートいただいた費用は、書籍や有益なインプット、来年実施予定の昆虫ツアー全国出張の費用に使わせていただきます^^もっと良い発信ができるような投資にしますね^^