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続バーストラウマ 出生時心的外傷とホメオパシー
前にも書きましたが、バース トラウマ(出生時心的外傷)とは、精神分析家、オットー・ランク氏が提唱している出産時前後の不安や恐怖などの出来事によって負う心の傷(心的外傷)の事です。
そのバース トラウマ、をさらにトランスパーソナル心理学のスタニスラフ・グロフ氏が、バース・トラウマをうける時期を4つの段階に分けています。
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【第一段階】
母親との融合出産が始まる前の子宮の状態
羊水の中で静かで暖かく安全でなんの心配もいらない天国の状態。
対応する心理的傾向
無条件の愛、一体感、永遠の至福、大洋的エクスタシー、母なる自然のヴィジョン
否定的な子宮
母親の病気、妊娠異常、アルコール中毒、精神異常、情緒不安定、中絶の試みなど、両親から望まれない妊娠、両親が思った胎児に対する否定な考えは胎児にとって天国ではなく否定的な子宮を意味する。
否定的な子宮によって受ける胎児の影響
悪魔的実体への強迫観念、不愉快な身体感覚、嫌悪感、世界に対する脅威
【第二段階】
子宮口が閉じたままの子宮の収縮
出産がはじまり全方位から胎児が締め付けられる。子宮から閉め出されそうになるが子宮口が閉じているため出られない。出口なしの状況。
対応する心理的傾向
罪悪感や劣等感、無力感、犠牲者、閉所恐怖や地獄体験などのイメージを形成する時期とされる。
対応する心理学的傾向
旋風や渦巻きに巻き込まれたり、クジラやタコなど大型動物に飲みこまれたり吸いこまれる体験 、苦痛に満ちた罪悪感や劣等感、永遠の罪、無力感、楽園からの追放、人間存在の愚かさや無意味さ、孤独、虚無感、地獄のイメージ、耐えがたく終わることない状況、自由が脅かされる体験、罠や監獄に閉じ込められた感覚、肉体的拷問、麻薬中毒など
【第三段階】
子宮の収縮が続き、子宮口が開き産道を通過する体験。
もっとも困難で苦痛に満ちた体験、産道の締め付けに押しつぶされそうな体験、窒息しそうな体験 胎児は、刻々と姿勢を変え、苦痛に満ちたこの窮屈な状態から逃れようとする。自分が死につつあるというリアルな感覚を体験する。
対応する心理的傾向
自己破壊的衝動、攻撃性、窒息、虐待、暴力的性衝動、生存のための熾烈な戦い、倒錯的傾向、サド・マゾ、糞便嗜好、火による浄化のイメージ、
【第四段階】
母親からの分離
緊張と苦痛が徐々に高まりそして突然の解放とリラックス、輝く光や美しい色彩のヴィジョンを体験する。
対応する心理的傾向
再生と救済の感覚、苦行を乗り越えたという達成感、天上的なエクスタシーなど。
バーストラウマがその後の人生に大きく影響すると言われ、時に人生を困難にすることがあるそうです。
私の出産時の頚椎損傷は、陣痛促進剤による影響で、陣痛促進剤により、子宮が収縮しているのに子宮口が開かないのでもがいて臍の緒が首に巻いて頸椎を損傷しています。
また、鉗子分娩で生まれたせいか、長年苦しめられていた頭痛は、孫悟空の頭の輪が締め付けられるような頭痛でした。
頭痛と頚椎の痛みは、私が長い間、苦しめられたバーストラウマの肉体的な損傷だと思います。
そして、私は、急かされたり催促されたりコントロールされる事に精神的にとてもストレスを感じるのは、促進剤で押し出される事に対するそんなバーストラウマから来ているのかも知れません。
そして自分のペースでもの事を進めたいという欲求が常にあります。
第二段階の子宮口が閉じたままの子宮の収縮が、まさに促進剤の影響で強くあると思います。対応する心理的傾向の罪悪感、劣等感、無力感、閉所恐怖は、全て当てはまるからです。
また、私は、子どもの時から、なぜか保育器が気持ちわるく、吐くほど産婦人科の病院が嫌いです。
これも病院出産のトラウマなのかもしれません。
その後の人生を快適に生きるために、生命の誕生の出産にもっと目をむけ、大事に考えて、妊娠期の女性が快適に安心できる環境を作る事はバーストラウマを減らすことになると思います。
私が助産院を進めるのは、そんなバーストラウマがあるからかも知れません。
出産は病気ではありません。
健康でさえあれば医療の介入で病院に合わせた出産ではなく、お母さんと赤ちゃんの自然なペースに寄り添い、合わせた出産が、バーストラウマを減らし、今後、母子共に楽で快適な人生のスタートになるかも知れませんね。
バーストラウマに、自分の体感から、また、クライアントさんの体験からホメオパシーは有効だと思ってます。
バーストラウマ気になる方は、ぜひ、セルフケアから試してみるのはどうでしょうか?
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少しでも心や身体の痛みから解放され、楽に生きやすくなったらうれしいです。
全ての出産が周りに祝福され、幸福でありますように。
自然とホメオパシーに
感謝♾合掌
参考
ホメオパシー的妊娠と出産(由井寅子のホメオパシーガイドブック 2)