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おいしく食べよう!野草 クサギ料理
クサギは、古くから落人集落の郷土料理として親しまれ、保存食として、生薬としても利用される食材。
えぐみも多い野草ですが、生薬にもなる栄養豊富な食材です。
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ぜひ、下処理して、乾燥させて保存食にしませんか?
ちょっとした時、水で戻して、すぐ使えるので、便利ですよ。
下処理はこちら↓
まえに、食用菊で干し菊を作りましたが、日本の生活の知恵、植物を利用した保存食文化にはとても興味があります。
食を通し、いのちをつなぐ人と植物のつながりが植物を知れば、知るほど愛おしく好きになり、植物を好きになる事で自分も好きになれます。
先日、下処理し、天日干して保存食用にした乾燥クサギ。
左は新芽と若葉で、右は成長した葉
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乾燥すると色がこんなに変わります。
海苔とお茶を足したような香り。
乾燥したクサギは水で戻して使います。
黒っぽい色だったものが、戻すと途端に明るいグリーンになりました。
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少し滑りも出て海藻っぽくなります。
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水を絞って、細かく刻んで油で炒めました。
クサギの香りを楽しみたかったので、米油で炒めました。
炒めるとまた、黒っぽくなります。
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残念ながら、下処理の段階でクサギのピーナッツのようなナッツの香りは消えてしまいます。
でも、青い爽やかなお茶のような香りは残り、その香りに癒されます。
お醤油と酒みりんなどで甘塩っぱく炒めて、くるみと胡麻で佃煮っぽくしました。
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新芽の乾燥したものは、お茶とふりかけにしました。
お茶は緑茶に近い感じの色と香り。
ふりかけは、昆布粉とわかめ粉と塩と胡麻、てんさい糖を混ぜて自家製のふりかけにしました。使ったのはこちら
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クサギという食材で新たな乾物レパートリーが増えました。
クサギの葉は、たくさん収穫して下処理して、ぜひ、乾物を作って栄養ある保存食として長く楽しんでみてください。
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予想外に美味しかったのは、新芽と若葉を下処理して乾燥させたクサギ茶です。
料理はいまいち口に合わないという方もお茶は試して欲しいです。
古から伝わる落人の知恵、
春の恵みをいただきます。
自然の恵みに
感謝♾合掌