ハハコグサの塩漬けと花茶漬け
ハハコグサは私の畑では抜かない雑草の1つ。ベルベット調の銀色がかった葉とベルベット調の黄金の花は、かわいくて、とても美しくて大好きな花です。
そしてかわいいだけでなく、生薬でもある、魅力たっぷりの植物なのです。
先日ハハコグサの生薬としての潜在能力について書きました。
春といえば若葉、若葉といえば、おいしい春の食材!
まだまだハハコグサとの春を楽しみたい!と、保存食にハハコグサの塩漬けを作りました。
前にもハハコグサの草もちの時にも書きましたが、摘み取るのは新芽と上 5cmくらいの手で簡単にポキっと取れる柔らかいところのみ摘み取って下さい。
塩漬けは、草もちで使ったハハコグサの草の花房の大きい物を取って花だけ使っています。
〈ハハコグサの塩漬け〉
(材料)
ハハコグサ 適量
塩 (ハハコグサgの20%)
(作り方)
①
ザルに入れて水を貼ったボウルの中に入れてゆすり洗いします
②
鍋にお湯を沸かして、塩を入れ、2分ほど茹でて冷水にとり、水気を切ります。
あっと言う間に鮮やかな緑になりました。
③
②を手でぎゅっと握って水気を絞りってから、ほぐした物を塩と一緒にビニール袋に入れて、空気を入れて塩がまんべんなく行き渡るように振ります。
ふりふり、シャカシャカ
④
ビニール袋の空気を抜いて密閉して軽く重しをして1時間程置いておきます。
1時間後…
こんなに水分が出ました。
⑤
手でにぎり汁気を絞って、一房づつはなし、キッチンペーパーの上に並べ押し花のように上から押さえて平らにして、日陰で干す、又は低温のオーブンやディハイドレーター(食品乾燥機)で干します。
なんかアートな感じ
パリパリに乾いたらこんな感じ
新緑の明るい黄緑と黄色から、塩の衣をまとい生花の時と同じようなベルベットな感じなシルバーカラーになりました。
パリパリなのですが、色のせいか、ふわふわに見えます。
そんな春の恵みをびんに詰めました。
ハハコグサとの春をもう少し長く一緒に楽しむことができそうです。
さっそく草もちを作ったので、塩抜きして、水気を絞り草もちの上に乗せました。
塩漬けは横に添えてみました。
お湯出しすると、お湯が黄色になると同時に、じんわりと花がふくらみ開いていく動きが生きてるみたいで、かわいくて楽しい。
ふふふ、かわいい〜と、思わず声がもれてしまいました。
ハハコグサは生薬でもあるので、このままお茶として飲んでも良いと思います。
私はお茶漬けにしていただきました。
胃にやさしく、お花がかわいくて目にやさしい。
新緑の青くさい香りがごはんに合うなぁ〜と思いました。
昆布と塩漬けをお湯出しして、お庭のセリとミツバと煎り玄米を入れて
七草粥の1つのごきょうでもあるハハコグサの花茶漬け
ご一緒にいかがですか?
母と一緒に食べたいなぁと思いながら、
春が一層好きになりました。
大地の恵みに
感謝♾合掌