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赤い海の女神 キツネノカミソリ

今日は座禅会で毎月お世話になっているお寺に行きました。

座禅会の後、ご住職から先代和尚さまが94歳の時の毎朝唱えてたお経のテープを聞かせて頂きました。
張りのある声で94歳とは思えない声の響きでした。
お経を聞いている時、スピーカーとは反対側の壁にお経に共鳴して音が返ってきて驚きました。
当時も和尚さまがお経を唱えると障子が振動していたそうです。

当時使っていた貴重な経本も、ありがたい事に見せていただきました。
経本自体に長年受け継がれ読み続けパワーを感じました。

現住職も年齢の割に若くてとても元気。
ご住職の声を聞くとこちらまで元気になります。
元気の秘訣は読経と腹から出す声かもしれません。

お寺の周りは多種多様な植物があふれ季節ごとに楽しませてくれます。

今はキツネノカミソリの花が満開。
サーモンピンクがかった独特なオレンジ色が美しいです。

植物たちもお経を聞いているのでしょうか。ここの植物たちは、みんな控えめですがどれも皆、凛とした美しさがあります。

とても美しくてうっとりしますが、キツネノカミソリは花や茎葉すべての全草にヒガンバナと同じ毒性物質のアルカロイドのリコリンを含んでいます。

誤食すると嘔吐や下痢、けいれんなどの症状を引き起こし、最悪の場合、中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあります。

なので、美しさを目で楽しむ心の栄養に。


〈キツネノカミソリ〉

英名 Red heart lily。
科名 ユリ科 ヒガンバナ属 多年草
学名 Lycoris sanguinea 

 属名Lycorisは花の美しさからギリシャ神話の女神、海の精であるネレイドの1人であるリュコーリアスの名からでヒガンバナ属を表す

種小名のsanguinea は血のように赤い、血紅色のと言う意味

開花期 8月
草丈  30cm~50cm

成分
リコリン、ベンジルイソキリン型のアルカロイド

美しいさにうっとり癒されました。

キツネノカミソリの花が終わるとお彼岸。
今度はヒガンバナが咲き出すそうです。
楽しみです。

自然の恵みに
感謝♾合掌

参考元
https://www.lab.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/kitsunenokamisori.html

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