あれぇ?桃の味?青紫蘇シロップと青紫蘇豆乳ラッシー
庭に勝手に生えてきてた青紫蘇も、もう終わりが近づいてきました。
庭の整理で青紫蘇を抜くついでに保存のきく青紫蘇シロップを作りました。
赤紫蘇も大好きなのですが、青紫蘇の方が香りが強くさっぱりした感じがするので好きです。
あと、赤紫蘇に比べて灰汁が少ないので作る時アク抜きの手間が省けるのも楽ですよ。
和ハーブで知られる紫蘇には栄養がいっぱい。赤紫蘇のようにアントシアンは含まれませんが、青紫蘇には、体内でビタミンAに変換される、βカロテンが豊富に含まれいます。
皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力の保持、視力や聴覚の健康に働きます。
そしてなんといっても青紫蘇といえば、独特な香り!
青紫蘇の香りの主成分は、ペリラアルデヒド。ペリラアルデヒドには、強い殺菌作用と防腐作用がある他、食欲増進、消化促進、整腸作用などの働きがあります。ペリラアルデヒドはシソアルデヒドとも呼ばれているそうです。
その他に柑橘類に多く含まれる香りのリモネンや、スパイスのクローブに含まれる抗炎症作用や血管保護効果や抗うつ、抗不安作用があるカリオフィレン、体の中でEPAやDHAに変わり、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐ働きがある不飽和脂肪酸のαリノレン酸が含まれています。
なので、まだまだ暑い夏を乗り切るサポートにさっぱりした爽やかな青紫蘇シロップはいかがでしょうか?
〈青紫蘇シロップ〉
〈材料〉(出来上がり約1ℓ)
• 青紫蘇 100g
• 水 500ml
• てんさい糖 200g
• はちみつ 200g
• 純りんご酢 300ml
〈作り方〉
①
青紫蘇は洗って水気を切って刻んでおきます。
※ 青紫蘇を刻むのは少ない水で煮やすくするのと、青紫蘇の香りの主成分ペリルアルデヒドを抽出しやすくします。
②
鍋に水を入れて沸かし、沸騰したら①を入れ、蓋をして中火で5分ほど煮ます。
※ 大事な有効成分たっぷりの香り成分が逃げないように必ず蓋をして、蓋についた水蒸気も無駄にしないようにしてください。
③
火を止めて粗熱が取れたらべつ鍋にザルで青紫蘇を濾し、てんさい糖とはちみつを入れて混ぜて溶かします。
木ベラなどでしっかり水気を絞ってください。
④
りんご酢を入れて混ぜて出来上がり。
密閉保存びんなどに入れて冷蔵庫で保管してください。
濃縮タイプなので、そのまま飲むのではなく、5倍くらいに薄めて飲んでくださいね。
てんさい糖は色もキレイに出るムソーの有機てんさい糖がおススメ。
てんさい糖だけでも、はちみつだけでもできますが、両方使う方が美味しいですし、てんさい糖のオリゴ糖と栄養価の高いはちみつとりんご酢の組み合わせが私が個人的に好きなので、他のハーブシロップでもこの組み合わせを使うことが多いです。
炭酸で割る青紫蘇ソーダは爽やかで夏には、かなりおススメ。とてもスッキリしておいしいですよ。
天然塩をひとつまみ入れて、スポーツ飲料がわりにも。
そして、さらにおススメなのが豆乳で割った、青紫蘇豆乳ラッシー。
青紫蘇シロップ1に対し豆乳5くらいで割ると、りんご酢の酸と豆乳のタンパク質でどろっとラッシーのようになります。
飲んだ方は、なぜか、「桃味?」と、桃のラッシーだと思う方続出です。
このなんちゃって桃ラッシーは、愛犬も大好きです。
ちょうど、我が家では赤紫蘇は終わり、花壇の花の育成を邪魔するかのように大きく勝手に青紫蘇が育っていたので、今回は、間引きがてらの青紫蘇シロップでしたが、赤紫蘇の独特の色と青紫蘇の香りの両方の良いとこ取りで2種類、合わせて作るのも良いですね。
植物ってわくわくがいっぱい。
植物の力で美味しく健康に
植物って本当にステキ!
今日も自然の恵みに
感謝♾️合掌
参考元